ヨーロッパに住んでいる友達に聞いたんですが、あちらではクルミを殻ごと売っていることが多くって、家で自分で殻を割って、新鮮なくるみを食べるのが主流だとか。
日本では、既にローストした(炒ってある)ものが売っていることが多いですよね。
くるみを自宅で割って、生でそのまま食べるそうですが、これが本当に美味しくて、ついバクバクと沢山食べてしまいそうになると言っていました。
くるみって生でたくさん食べても大丈夫なんでしょうか?
また、ローストしたものと栄養価は違うんでしょうか?気になったので調べてみました。
くるみは生で食べられるの?
まずは、このギモンから。
くるみは、生でもローストでも食べられます。
まぁ、ヨーロッパの人がそんなに生食しているなら、大丈夫なんだとは思いましたけど、日本ではクルミの生食にはあまり馴染みがないのでちょっと違和感がありますよね。
でも、生くるみは柔らかい食感で、くるみそのものの素朴な味が楽しめて美味しいそうですよ。
一方、ローストされたものはカリッと歯ごたえがいいのと、香ばしい香りがするのが良いですよね。
個人的には、慣れているローストしたものの方がやっぱり良いかな・・。
もし手に入るなら、殻ごとの方がそのまま保存がきくしお勧めなんですって。
なぜなら、くるみには脂質が沢山含まれており、酸化しやすい食べ物だといわれています。
酸化が進んだ脂質は、動脈硬化を起こす原因となってしまいます。
特に、ローストなどして一度火を通したくるみは、その分酸化が早くなってしまいますので注意したいですね。
くるみを保存する場合は、真空パックなどできちんと密封しておけば、冷蔵庫で半年、冷凍庫なら一年でも保存することが可能です。
殻がついたままのくるみだと、さらに長期間の保存が可能です。
生のくるみは、ローストしていない分、水分が多く、常温で保存するとカビが生えやすくなるので気をつけてくださいね。
生くるみとローストしたクルミの栄養の違いは?
さてでは、生とローストしたくるみでは、栄養の面で差はあるんでしょうか?
くるみに含まれている主な栄養素は、ポリフェノール、脂肪酸、食物繊維などです。
簡単に言うと、ポリフェノールは、アンチエイジングによく効くといわれる栄養で、脂肪酸は美肌やダイエットに効果があり、食物繊維はお通じが良くなります。
くるみの栄養や効能についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧くださいね。
参考記事⇒くるみの栄養と効能。食べ過ぎると大変!1日の摂取量は?
そんな栄養満点のクルミですが、やっぱり生とローストでは栄養に違いがあるんですよ!
まず、くるみにはビタミンも沢山含まれているのですが、ビタミンは熱に弱い性質が有り、ローストすることによって、減少してしまうことが分かっています。
また、くるみに含まれるたくさんの良質な脂質は、加熱すると酸化が進んでしまいます。
酸化した油が体に悪いというのは、もう周知の事実ですよね。
ここまで見てくると、「じゃあ、ローストしないほうが良いじゃん!」と思いますよね。
私はローストしたくるみの方が、カリッとして美味しいし、食べやすい気がするので、断然ロースト派・・。
なので、ローストするメリットも1つ挙げておきましょう。
実は、くるみをローストすると、ポリフェノールが2倍にアップするということが分かっています。
つまり、栄養素によって、生のままの方がたくさん摂取できたり、ローストしたものの方が良かったりするんですね。
あなたはどちらの栄養素がたくさん摂りたいですか?
その時と場合や、自分が欲している栄養を考えて、両方を食べていくのが一番いいかもしれませんね。
まとめ
☆くるみは生でも食べられる。
☆殻つきで手に入れたほうが長期保存が可能。
☆生のくるみとローストしたくるみでは、栄養に違いがある。
◎生のくるみの特徴・・・ビタミンがそのまま残っている。脂質の加熱による酸化を免れる。
◎ローストのくるみの特徴・・・ポリフェノールが生のくるみの2倍含まれている。
最後に、くるみのロースト方法を簡単に記しておきます。
・オーブンの場合・・150度で焦げないように10分程度焼く。
・フライパンの場合・・油を引かずに炒る。
殻つきのくるみを買って、自分でローストすれば一番安心だし新鮮で美味しく食べられますね!
くるみの殻の割り方、3つ紹介してくれている動画がありましたので、貼っておきますね。
↓ ↓ ↓
2つ目は、専用の道具が要りますからちょっと・・ですが。
3つ目が家庭で真似しやすそうな方法かな(^_^;)
クルミのカロリー・糖質・脂質についてはこちらの記事をどうぞ
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食べ物で健康になろう!と言うことで、野菜や果物など色々な食材についての健康情報・豆知識が知りたい方はこちらの記事をご覧くださいね。
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