これからの時期、牡蠣(カキ)が美味しい時期ですね!
牡蠣の美味しい時期と同時に増えるのが、ノロウイルス罹患者。
ノロウイルスは、感染すると下痢や吐き気、腹痛などのつらい症状を起こすウィルスです。なるべく罹らずに過ごしたいですよね・・。
そこで、今回はノロウイルスの感染予防方法について詳しく調べました。
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まずは、ノロウイルスの感染ルートを知る!
ノロウイルスを予防するために、ノロウイルスの感染ルートについて知りましょう。
ノロウイルスのルートは主に3つです。
1、経口感染
ノロウイルスは、最近では経口感染によっての感染が増えています。
簡単に言えば、食べ物や飲み物にノロウィルスが付いていて、それを食べたり飲んだりすることによって感染するルートですね。
特に、二枚貝からの感染は有名で、冒頭に書いた牡蠣以外にもしじみ、ホタテなどからもノロウィルスが検出されています。
ですが、食品からの感染で原因が特定されている事例は、意外と少ないです。
と言うのも、ノロウイルスに感染した人が調理したものを食べて感染する、という事例も近年増えてきているからなんです。
2、直感的感染
ヒトからヒトへ直接感染するルート。
ノロウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスを吸い込んで感染したり、皮膚や粘膜に直接触れることによって感染します。
3、間接的感染
ノロウイルスが付着する物に触れたりして感染する場合。
ノロウイルスに罹った人の吐しゃ物や排泄物には、たくさんウイルスが含まれているので、処理方法を間違うと、ここから二次感染する例も多い。
ノロウイルスは、感染力が強く、共同のトイレに飛び散った排泄物からの感染の例もあるそう。
また、乾燥にも強く、感染者がカーペット上に吐瀉したものが乾燥し、その上を人が歩いて舞い上がったウイルスを吸い込んだ人が次々に感染した例もあるので注意が必要です。
ノロウイルスの感染ルートが分かったところで、本題の予防方法を見ていきましょう。
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ノロウイルス、5つの予防方法
予防方法については、大まかに5つが挙げられます。
・正しく手洗いする
殺菌用の石鹸やアルコール消毒液はあまり効果がないと言われています。
ただ、ウイルスの付着を落とすために、手洗いは有効です。
帰宅時やトイレの後、食事の前は特に、普通の石けんで指の間や手首までしっかり洗いましょう。
しわや爪の部分などにウイルスが入り込んでいることが多いので、念入りに洗う事が大切です。
・二枚貝は加熱して食べる
貝は生食せずに、加熱調理して食べれば大丈夫です。
60℃ほどの加熱では、ウイルスが不活性化しない事が分かっていますので、90℃くらいで中心までしっかり火を通して、90秒以上加熱する必要があります。
・調理道具や身の回りを消毒する
調理道具にウイルスが付着して、そこから感染する場合があります。
調理道具は、中性洗剤で洗った後、熱湯消毒するか、塩素系漂白剤を希釈したもの(0.02%ほど)に浸ける方法で消毒ができます。
また、トイレやドアノブなどを消毒する場合も、調理道具と同じ漂白剤の希釈液を使って拭いた後、水拭きすればOK。
・排泄物・吐しゃ物の処理には十分注意
身近な人がノロウイルスに罹ってしまった場合、排泄物や吐しゃ物の処理に注意しましょう。
エプロン・手袋・マスクなどを着用し、汚物をペーパータオルで拭き取り、家庭用の塩素系漂白剤で拭き取ってから水拭きし、処理に使用した手袋などはビニールに入れて口を閉じて捨てること。
衣類やシーツなどに付いて漂白剤が使えない場合は、85℃以上のお湯で1分以上煮沸消毒の後、他の衣類などと混ぜずに洗濯すればOK。
ノロウイルスは、潜伏期間がだいたい24~48時間と言われており、症状がなくなっても3週間程度は便でノロウイルスが排出されると言われていますので、その期間中は特に、周りの人も感染に気をつけましょう。
関連記事⇒ 牡蠣にあたる原因は?食べた後、何時間で症状が出るの?
・体調管理に気をつける
普段から十分な睡眠や栄養を摂って、体調管理に努めましょう。
生活習慣を見直して、規則正しい生活をする、体力をつけるために適度な運動をするなどして菌に負けない体を作りましょう!
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