知り合いでフランスに住んでいる人がいるのですが、彼女の話によると、フランスではクリスマスによく生牡蠣を食べるそうなんです。
この時期になると、牡蠣がよく売られているそうなのですが、全て殻付きで道端で山盛りになって売られているんだとか。
牡蠣って生ものなのに、冷蔵ではないんだそうです。
それって大丈夫なの?って心配になりますよね。
今の時期って、日本でも生牡蠣を食べてノロウイルスにかかる人が多いんですよね。
ノロウイルスにもし感染したら、どうしたらいいのでしょうか。
対処法を調べてみましたよ!
また、感染したときに気になるお風呂、いつから入れるのか?家族にうつさない入浴法はあるのか、についても詳しく解説します。
ノロウイルスについて
まずは、ノロウィルスについて簡単におさらい。
ノロウイルスは、手指や食品などを媒介して経口で感染し、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。
子供やお年寄りだと重症化したり、吐物を誤って気管に詰まらせて死亡することもある、怖いウイルスです。
ノロウイルスが感染する場合、いくつか経路があります。
ノロウィルス患者のウイルスが大量に含まれている糞便や吐物などを直接触り、人の手を媒介して感染する場合や、牡蠣などノロウイルスを含んでいる二枚貝を生、あるいは十分に加熱処理せずに食べた場合などが、主な感染経路になっています。
年中発生する可能性があるのですが、やはり、牡蠣などを食べる機会が多い冬に感染する人が多いですね。
ノロウィルス感染を防ぐためには、外から帰ったり、ノロウイルスにかかった人に接したら、手洗いとうがいをすること。
手洗い・うがいでウイルスを殺す事が出来るわけではありませんが、付着したウィルスを流したり、付着しにくくする効果があります。
ちなみに、インフルエンザ対策として最近よく見かけるアルコール消毒液には、ノロウィルスを殺菌する効果はありませんので注意が必要です。
また、牡蠣などの二枚貝を食べる場合は、きちんと火を通すことが重要ですね。
ノロウィルスの予防法については、こちらの記事で詳しく書いていますのでよろしければご覧ください。
ノロウイルスに感染したら
もし感染してしまったら、どんな生活を送ればいいのか、気になるところだと思います。
特に家族などに、感染を拡大させない為にも正しい知識を身につけましょう。
現在、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。そのため、対症療法が行われます。
体力を消耗しないように、水分と栄養の補給を十分に行いましょう。
下痢でしんどいかもしれませんが、それは体内にあるウイルスを外に出しているということです。
下痢止め薬を飲むと、病気の回復を遅らせることがあるので、あまり使用しない方が望ましいです。
お風呂はいつから入れるの?最後に入るべき?
嘔吐したり、下痢をするので、お風呂に入ってきれいにしたいと考えると思います。
もしも、お子さんが感染しても、症状が落ち着けば、なるべく早くお風呂に入れてあげたいと思いますよね。
嘔吐や下痢が治まれば入浴は可能ですが、体調と相談して入浴しましょう。
ノロウイルスの症状が落ち着くまでに要する期間は、だいたい3~7日と言われています。
しかし、症状が治まっても、ウイルスを排出している可能性があり、回復後も3~4週間ほどは感染する可能性がある、とも言われています。
感染した人は、症状が治まってからもしばらくは、最後に入るようにするのが望ましいです。
もしくは、浴槽につかるのを控えましょう。
浴槽につかる場合は、身体をしっかりと洗ってから入るようにしましょうね。
さらに、お風呂に入った後は、しっかりと浴室を消毒をしましょう。
アルコール消毒は効かないノロウイルスですが、塩素系の漂白剤を0.02%に希釈したもので消毒すれば効果があります。
また、タオルは共用せずに、別々のタオルを使用しましょう。
まとめ
◎ノロウイルスは、感染したら対処療法しかない怖いウイルス。
◎感染した場合、症状が落ち着けば入浴可能。
◎症状が治まってもしばらくは、最後に入浴するのが望ましい。
ノロウイルスの症状はつらいですし、家庭内で隔離されて寂しい気持ちにもなりますが(私だけかな?)感染力が強く、一度感染していても何度もかかる可能性があるとも言われています。
家族だけでなく、自分の身を守るためにもしっかりと感染対策して乗り切りましょう!
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