昔から、母が冬至の日にはゆず湯にしてくれていたので、当たり前の習慣だと思っていました。
柚子湯に入ると、身体がポカポカになって風邪をひかないのよ、とよく言っていたものです。
でも、どうしてゆず湯なんでしょうか。
風邪をひかなくなる、というのにはちゃんと成分的な根拠があるのでしょうか?
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ゆず湯で風邪をひかなくなる説、どこから来た?
冬至の日は、日本では一番日が短く、この日を境に日が長くなっていくと考えられています。
これは中国でも同じで、陰が弱まり陽が強くなると言われ、一陽来復(いちようらいふく)と呼ばれるそうです。
簡単に言うと、この日を境にして、運気も上昇すると考えられているんですね。
なぜ、冬至にゆず湯に入る習慣があるかと言うと、良い運気を呼ぶ為に身体を綺麗にして厄払いをするという意味合いがあるそうです。
ゆず湯に入ることによって、自分自身の体を清め、運気UPを図ろうというわけですねっ。
また、冬至と湯治、柚子と融通をかけて、「お湯に入って融通よくいきましょう」という語呂合わせの意味合いも強いようです。
その他にも、無病息災を願って冬至にゆず湯に入ると、1年間風邪をひかないという説もあるそうです。
おそらく、母はこれを知っていて「ゆず湯に入ると風邪をひかない」という話をしていたんですね!
ゆず湯で風邪知らず、成分的な根拠はある?
それでは、実際にゆず湯の成分などから本当に「風邪をひかない」効果があるのかを考えてみましょう。
まず、ゆず湯には癒しの効果があります。
あったかいお湯の中に柚子を入れると、とてもいい香りがしてきますよね。
この香りを嗅いでいるだけで、とてもリラックスできる気がして、ホッとします。
ゆずの香り成分であるリモネンと言う成分が、このリラックス効果の元。
香りなんて、気分の問題じゃないの?って思うかもしれませんが、意外や意外。
このリモネンには、血行を促進したり、免疫力をUPさせる働きもあると言われています。
つまり、お風呂に柚子を入れることで、血行が良くなり、身体を末梢まで温めることが出来るんです。
身体が温まるということは、肩こりや頭痛、腰痛などに良いのはもちろん、冒頭の疑問であった「風邪をひかなくなる」にも通じますよね!
また、免疫力がUPする効果も、風邪を寄せ付けない身体にはとても重要です。
なので、リモネンの効果によって身体が温まり、免疫力がUPする為、ゆず湯=風邪をひかなくなる、は納得できる話といえますね。
ゆず湯、すごいです!
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また、ゆずにはクエン酸も沢山含まれています。
私は知らなかったんですけど、クエン酸は皮膚から吸収できると言われているんですって!
クエン酸は、身体の中の代謝を良くしてくれるので、疲労回復や肩こり・頭痛の緩和などにも効果があります。
疲れて免疫力が低下すると風邪をひきやすくなてしまいますので、疲労回復効果のあるクエン酸は風邪予防にも良いんですよね~。
こうした成分を総合して考えると、ゆず湯に入ると、身体が普通のお湯に浸かるよりも温まり、疲労が回復して、免疫力もUPすることで風邪をひきにくくなると言えそうです。
ゆずはビタミンCも豊富に含んでいますし、冬の荒れがちなお肌にも良さそうv
冬至に限らず、ゆずがいっぱい手に入ったらゆず湯、良いですね!
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