コーヒーは身近なものだ、という人は多いのではないでしょうか。
私も毎日1~2杯は、コーヒーを飲んでいますけど。
コーヒーに関しては、身体に悪いという話もあれば、身体に良いという話もあって、どちらが本当なの?って思いますよね~。
でも、古くから飲まれているものだし、そこまで悪いものだとも私は思えないんですけど・・。
ところで最近、アメリカ・カリフォルニア州で、コーヒーに発がん性物質が含まれているという事を表示義務化する判決が出たそう。
コーヒー業界にとっては風向きが良くない話ですよねぇ。
今日は、個人的にも気になるコーヒーについて。
発がん性物質がある、という話に関連のあるメイラード反応などを深掘りしたいと思います。
コーヒーに発がん性があると言われる理由は?
まずは、コーヒーと発がん性について。
コーヒーに発がん性物質が含まれているという事なんですけど、どんなものなんでしょうか。
コーヒーは、コーヒー豆を焙煎してそれを細かく挽いたものをお湯(または水)で抽出して作られています。
豆を焙煎する際に、豆は黒っぽくなりますよね。
これは、褐変反応(メイラード反応)と言われる働きによるものなんですって。
メイラード反応によって、コーヒーの中にはアクリルアミドという成分が増えるんですが、このアクリルアミドが発がんリスクを高める可能性のある物質だと言われています。
これが、コーヒーに発がん性物質が含まれている、と言われる理由なんですね。
ここがポイント
・コーヒーに発がん性物質が含まれるといわれる理由は、アクリルアミド
・アクリルアミドは、焙煎の際にメイラード反応によって生じる
メイラード反応は悪いだけのものではない
発がん性物質が入っているなら、コーヒーは身体に悪いに違いない!と思う人も、きっと多いですよね。
でも、メイラード反応は、コーヒー焙煎だけに起こるものではありません。
トーストを焼いた時に焼き色が付くのも、お味噌の色が発酵とともに濃くなるのも、メイラード反応なんですよ。
お味噌なんて、日本人の私たちにしてみたら身体に良いイメージがあるのに不思議だと思いませんか?
実は、メイラード反応によって生じるのは、身体に悪い物質だけではありません。
メラノイジンという物質もメイラード反応によってできるんですが、こちらは抗酸化作用があり、細胞のダメージを防ぎ、身体を若々しく保つ働きがあります。
強い抗酸化力で、ガンを発生させるとも言われている活性酸素を減らす働きもあると言われているんですよ。
混乱してしまいそうなので、メイラード反応の良いところと悪いところを簡単に表にしてみました。
↓ ↓
長所 | 短所 |
香り・味が芳醇になり、食欲増進・リラックス効果UP | 反応が行き過ぎると風味を損なう |
抗酸化作用のあるメラノイジンを発生させる | アクリルアミド等の発がん性のある物質を発生させる |
結局、コーヒーは身体に悪いの?
こうやって調べてみると、コーヒーが発がん性のある物質を含むというのは、確かにそうかもしれませんけど、抗酸化作用のある物質も含まれているのになぁ・・と、コーヒーが悪だと言い切れない気がします。
コーヒーには、ポリフェノール類も含まれていますし、コーヒーを飲んでいる人は循環器(心臓・血管)の病気のリスクが少ない等の研究結果もあります。
コーヒーは、身体に良い面も悪い面もあるということですよね。
身体に良い面悪い面両方あるところを見て思うのが、これは悪いものと断定するのではなく、やっぱりどれだけの量を摂るかというところを考えたほうが良いのではないかという事。
通説では、カフェインの量なども鑑みて、コーヒーは1日3~5杯であれば健康に被害を及ぼさないとも言われています。
これを参考にして、個人差もあるので自分の身体にあった量を摂るのが良いのではないでしょうか。
ちなみに、アクリルアミドの含有量はコーヒーも多い方なのかもしれませんが、私が一番気になったのは、ポテトスナックです。
コーヒーの方がたくさん摂取できるし、多くの人が口にする機会があるから話題にのぼっていないのかもしれませんけど、ポテトスナックの方がアクリルアミドの含有量的には多いんですよね・・。
私はポテチも大好きなので、そう考えるとアクリルアミドには十分気を付けないといけないな~とちょっと反省です。
最後に美味しいコーヒーの淹れ方動画をどうぞ。
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