子供の時に、母が作ってくれていたおからが大好きでした。
自分で料理をするようになり、スーパーにおからを買いに行ったら「卯の花」と書いて売っています。
あれ?おからじゃないの?
卯の花とおからって違うものなのでしょうか?
それとも同じもので呼び名が違うだけなの?
気になったので、おからと卯の花について調べてみました。
卯の花とおからは同じもの?
結論を先に言うと、卯の花とおからは同じものです。
どちらも、豆腐を作る際に出てくる、大豆の搾りかすです。
そもそも、おからの「から」と言うのは、中身のない外皮である「殻」が起源となったようです。
おからは、中身を豆腐にした残りカスの大豆殻のこと。
ここから「御殻=おから」と呼ばれるようになりました。
つまり、卯の花は元々「おから」という名前で呼ばれていたんですね!
でも、おからの音の響きが、空っぽのような意味合いに聞こえてしまい、縁起が悪いと考える人もいました。
そのため、昔の人が別名で「卯の花」と言う名前で呼ぶようになりました。
卯の花という名前がどこから来たかというと、初夏に小さな白い花をつけるウツギ(空木)と言う植物から。
ウツギの花が「卯の花」ですね。
おからの色が白いところから卯の花が連想されるので、おからのことを卯の花とも呼ぶようになったんだそう。
つまり、まとめると
・卯の花とおからは同じもの
・元々、御殻と呼ばれていたものが卯の花という別名でも呼ばれるようになった
おからと卯の花、現代の使い分けは?
私はしばらくの間、おからは料理をすると呼び名が変わるものなのかと思っていました。
つまり、材料のことを「おから」と呼び、出来上がったもの(加工済のもの)を「卯の花」と言うんだと思っていました。
同じように思っていた人もいるんじゃないでしょうか?
実際に、スーパーのお惣菜コーナーなどに行ってみると、「卯の花」と書かれたものの方が多いような気がします。
これは、地方によっても使われ方に差があるそうです。
おからと呼ばれるのは主に関西の方で、卯の花と呼ばれるのは関東が多いようです。
おから、卯の花以外の名前がある!
実は、おからには他にも別の名前があるようです。
おからを作るときに、包丁を使わずに作れることが由来となったきらず(きれず、とも)。
おからが雪のように見えるところからつけられた、雪花菜(せっかさい)。
そして、おからからからっぽを連想するのを嫌がった昔の商売人が、縁起よくするために呼んだ大入り(おおいり)。
卯の花・おから、の二つでもややこしいな・・・って思ってたのに、こんなにたくさんあるとは、驚きですね!
ちなみに中国では、豆渣(トウジャ)や、豆腐渣(トウフジャ)と呼ばれ、 料理の材料となっています。
中国でもおからを使った料理を作るんですね~。
最後に、おからのヘルシー簡単レシピの動画をご紹介します!
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