花粉症と黄砂アレルギーの違いとは?症状と対策はコレだ!

最近、アレルギーって増えてますよね。

 

私も、謎のアレルギー(原因を特定していない)歴が10年ほどになりましたが、アレルギーってホントつらいです・・。

今や、日本人の25%が花粉症だと言われているんですって。

そして、黄砂やPM2.5も数年前から騒がれていますよね。

 

今回は、そんな悩みの種、花粉症と黄砂アレルギーについて、両者の違いや症状と対策をまとめました。

花粉症と黄砂アレルギーの違いとは?

花粉症は、スギやヒノキ、草などの花粉によって起こるアレルギーです。

 

アレルギーの原因になっている花粉が飛ぶ時期に、くしゃみや鼻づまり、目がかゆくなる、喉のかゆみなどの症状が出てきます。

 

飛散時期は、地方や気候によって若干の変動はありますが、代表的なスギ・ヒノキ花粉なら、2~5月頃。

イネ科の植物は6~10月頃、ブタクサなどの草類は、9~10月頃が多いようです。

スギ花粉

 

黄砂アレルギーは、最近になって聞くようになった言葉ですね。

 

黄砂は、中国や東アジア内陸の砂漠や乾燥地帯の砂が、上昇気流に乗って巻き上げられ、風に乗って各地に降り注ぐものです。

黄砂がひどい時期だと、外に出るともやっとしており、遠くが黄色くもやがかかったようになって、視界が悪い場合もあります。

砂嵐

 

黄砂は、9割が2~5月に飛来しており、特に3~4月がピークです。

ちょうど、日本でスギ・ヒノキの花粉のピークと同時期で、花粉症の症状をさらに悪化させます。

 

花粉症と黄砂アレルギーは、どちらも同じような症状を呈(てい)します。

この為、黄砂も花粉と同じくアレルギーを起こす原因物質と考えがちで、黄砂アレルギーという呼び方がされるようになっています。

 

しかし、実は、黄砂はアレルギーの原因物質であるという研究結果は出ていません。

科学実験

 

黄砂は、主に二酸化ケイ素という物質でできており、この物質はアレルギーの直接的な原因ではなく、アレルギーを悪化させる原因となるのです。

黄砂は、アレルギーを引き起こすのではなく、黄砂によって既に発症しているアレルギーが悪化する、と言うのが正しいんですね。

 

つまり、黄砂アレルギーは、黄砂によってアレルギーが悪化した状態のことなんです。

花粉症と黄砂アレルギーが同じような症状を呈(てい)するのは、納得ですね。

 

また、スギ花粉の大きさが0.03mmであるのに対し、黄砂は0.004mmと小さく、黄砂は、花粉より体に入り込みやすいと言えます。

花粉症と黄砂アレルギー、症状と対策は?

さて、花粉症と黄砂アレルギーの違いについて。

・花粉症は、花粉がアレルギーの原因となって症状を引き起こすもの。

・黄砂アレルギーは、アレルギーを悪化させるもの。

と言うことが分かりましたね。

 

さらに、花粉と黄砂は粒子の大きさが違い、黄砂の方が花粉よりも小さく、体に入り込みやすいのも分かりました。

両者とも、くしゃみや鼻づまり・鼻水、目や喉・皮膚のかゆみの症状がでます。

始終ぼーっとしてしまって、作業が手につかなくなる嫌な症状ですよね。

花粉症

 

鼻づまりなどが慢性化することで、副鼻腔炎や頭痛の症状を併発することもあります。

また、喉のかゆみから咳が止まらなくなったり、気管支炎や喘息が悪化することもあります。

他にも、皮膚のかゆみや湿疹の症状がでたり、女性だと化粧のりが悪くなったと感じる方も多いようです。

花粉症と黄砂への対策は?同じで良いのか

そんな風にならないためにも 、花粉症も黄砂もしっかり対策しましょう!

それぞれの症状には、さほど違いがないので、対策も同時にすることができます。

 

花粉も黄砂も接する時間を短くし、体内への侵入を防ぐことが一番の対策です。

STOP

では対策法を詳しくご紹介していきますね。

1.外出を控える

まずは、単純に外出を控えましょう。

特に花粉や黄砂がたくさん飛んでいる日や時間帯は、注意してくださいね。

 

花粉の飛散が多い時間帯は、11~15時と言われていますが、朝方も飛散量は多め。

夕方は安心かと思いきや、昼間に飛んでいた花粉が地表に落ち、それが車などで巻き上げられます。

安心なのは、夜中だけですね。

夜の街並

 

黄砂は、時間帯によっての飛散量の差はないと言われています。

ただ、どの時間帯でも飛んでいると言う事でもあるので、気象庁のHPで実況を見たりして確認してくださいね。

2.家に入れない

家の中に花粉や黄砂を入れないようにする事も重要です。

・外出から帰ったら、服を叩いてから入る。

・花粉や黄砂が付きにくい服装で外出する。

などは私も実践していますよ。

 

・換気の際は、窓を少なめに開ける。

・レースのカーテンを引いておく。

・洗濯物は外に干さない・外に干すなら叩いてから取り込む

なども良いですね。

3.しっかり対策して外出

黄砂は、花粉よりも小さいため、花粉症用のマスクでは防ぐことができません。

黄砂よりさらに粒子の小さい、PM2.5用のマスクを使えば、黄砂も花粉も両方防げますよ

花粉対策

 

関連記事⇒ 花粉症にマスクは効果あり!正しいつけ方で効果UPしよう

 

 

また、目を保護するためにメガネもかけましょう。

花粉用のメガネなら尚良しですが、普通のメガネでも4割以上花粉をカットできると言われています。(形状によっては6割カットしてくれるとも)

関連記事⇒目の花粉症対策にはメガネが効果抜群!おすすめや注意点は?

 

他にも、朝、黄砂や花粉が落ちている時に掃除するとか、空気清浄機を買う、なんてのも効果的ですね。

皮膚に症状の出やすい人は、外出先から帰ったら、手洗い・うがいはもちろん、洗顔などもすると良いですよ。

そうやって予防していても、症状が出て来てしまったら、耳鼻科に行きましょう。

 

耳鼻科では、アレルギーの症状に対する投薬治療になりますが、とてもよく効く薬があります。

花粉症の方だけでなく、他のアレルギーや気管支炎など持病をお持ちの方にも、黄砂は厄介な存在です。

黄砂アレルギー・・・もとい、黄砂によるアレルギーの悪化には、十分ご注意くださいね!

 

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病気になる前の段階で対策を打てば、治りも早くなります。
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