グルテンフリーダイエット、なんて最近流行ってますよね!
グルテンって身体にあまり良くないのかな?なんて思って見てみると、「グルテン過敏症」というのも最近増えているそうです。
小麦粉のアレルギーなら、子供のいる友達からよく聞きますけど、グルテン過敏症と同じじゃないの?
なんかややこしい・・小麦粉アレルギーとグルテン過敏症の違い、症状や原因について詳しく調べました。
グルテン過敏症とは?
まず、グルテン過敏症について。
グルテンというのは、タンパク質の一種で小麦などに多く含まれています。
グルテン過敏症は、グルテンに含まれるグリアジンという成分に、身体の免疫機能が過敏に反応して様々な不調を引き起こすものです。
ひどくなると、腸などに炎症が起こって機能が低下し、セリアック病という重篤な自己免疫疾患に発展することもあるそうです。
グルテン過敏症の症状は多岐に渡りますが、自覚症状がないことも多く、診断が難しいと言われています。
症状の一部を挙げると、
・便秘、下痢、腹痛、吐き気などの食中毒にも似た症状
・原因不明の倦怠感、疲労感、うつ症状
・めまいや平衡感覚の不調
・偏頭痛
・二の腕、背中にブツブツができる
・関節、腰などに痛みや炎症、腫れが起こる
などです。
確かに、食べたあと毎回食中毒っぽくなれば気づくかもしれませんが、それでもまさかグルテン過敏症で起こるとは思いにくい症状もありますね。
なんだかあまり調子が良くない・・と感じたら、一度グルテンフリーの生活をしてみると、グルテン過敏症かどうか分かるそうですよ。
小麦アレルギーとは?
次に、小麦アレルギーについて。
小麦アレルギーは、小麦粉に含まれるタンパク質がアレルゲンとなって、免疫機能が過敏に反応し、その際に出る物質がアレルギー反応を引き起こします。
グルテン過敏症とよく似ていますよね。
小麦アレルギーの症状は、
・下痢や腹痛
・皮膚のかゆみや湿疹、蕁麻疹
・鼻水、鼻のムズムズ、くしゃみ
・喉の違和感や呼吸困難、喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒューという呼吸)
・目の周りが赤く腫れる
などです。
グルテン過敏症と比べると、比較的早くに症状が現れるのが特徴ですね。
(中には、遅延型という時間が経ってから現れるような症状もあるそうです)
ひどくなると、アナフィラキシーショックと言って、急激にアレルギー反応が悪化し、血圧低下や意識障害を引き起こし、最悪死に至る場合も。
小麦アレルギーの場合、小麦が使用されている製品を避ける必要があるので、食事(特に外食)に苦労すると言う話はよく聞きますよね。
グルテン過敏症と小麦アレルギーの違い
上記した内容を、違いが分かりやすいように表にまとめました。
グルテン過敏症 | 小麦アレルギー | |
原因 | グルテン(グリアジン) | 小麦に含まれるタンパク質 |
症状 | 倦怠感、偏頭痛など 原因が食物と分かりにくい症状も | アレルギー反応による症状 |
対策 | 過剰摂取を控える | 完全除去 |
表にしてみましたが、グルテン過敏症と小麦アレルギーについて調べていると、両者ともまだまだわかっていないことも多いのか、はっきりとしない事も多いんですね~。
お医者さんの間でも、意見が分かれているようで、
グルテン過敏症がセリアック病や小麦アレルギーを引き起こす、という方も居れば、
いや3つとも全くの別物だ!という方もいるようです。
しかし、小麦アレルギーの人は、小麦を完全に避ける必要があるのに対し、グルテン過敏症の人は、グルテンの過剰摂取を控えると、体調が良くなるという程度の違いがあるように感じました。
グルテン過敏症は「過敏症」で、小麦アレルギーは「アレルギー」なので、そこに一番の違いがあるのではないかということです。
ただ、グルテン過敏症の人でも完全除去したら体調が良くなったという人もいます。
本当に量を控えるだけで良いのかというと、個人差もあるようですし、そうとは言い切れない部分があります。
まだまだ、詳しい研究の結果が待たれますね。
グルテンは、小麦(特に強力粉)を使用するパンなどに多く含まれていると言われています。
パンは、小麦アレルギーの人はもちろんのこと、グルテン過敏症の人も避けたほうが良い食品なんですね・・。
そう考えると、グルテンフリー&小麦フリーの生活ってとても大変そうです。
※もちろん小麦アレルギーの人は、食べたくても食べちゃダメですよ!
原因のよく分からない不調を感じる方は、グルテン過敏症だった、ということも多いそうです。
気になる方は、一定期間グルテンフリー生活をしてみると良いですね。
病気になる前の段階で対策を打てば、治りも早くなります。
様々な不調や病気の予防・改善方法についての記事をまとめています。
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