ネバネバの食材は、体に良い!ってのが、最近の常識になってきましたよね~。
一番なじみが深いのは、納豆だと思うんですが、今回はオクラについて調べました。
オクラのネバネバは、どんな成分なのか?何故ネバネバするのか?
そして、その効能とは?
実はよく知らない、オクラについてぜーんぶ教えます。
オクラについて
まず、オクラについて。
オクラは、比較的新しい野菜で、日本で一般に出回るようになったのは、昭和50年代に入ってからだそうです。
日本では、旬が6~8月の夏野菜のイメージなんですが、温かい国だと年中採れるんですって。
日本でも年中スーパーで見かけますが、6~8月以外のオクラは、施設栽培か、そういう温かい国で採れた輸入品なんですね。
うちの実家でもオクラは毎年作っていますが、黄色い大きな花が咲いてキレイですよ~。
そして、思っていたのとは逆に生るので最初見た時はびっくりしました。
ぶら下がるような形だと思っていましたが、まさかの逆方向です。
ツンツンして見えてちょっと可愛いですv
収穫しそびれて放っておくとかなりの大きさになります。
うちで見た感じだと20cm以上、ですね・・。
ここまで大きくなると、かなり硬くて歯ごたえがしっかりしていて、ウチでは美味しくないと不評です。
オクラは、小さくて柔らかい時期に食べるのがおいしいですよ。
オクラのネバネバ!成分や理由
さてお待ちかね、オクラのネバネバについてです。
ネバネバの成分の正体は、ムチンという物質です。
ムチンは、アポムチンというコアタンパクに無数の糖鎖がくっついた、糖たんぱく質です。
砂糖って、べとべとしますよね?
あのべとべとがムチンのネバネバに通ずるみたいです。
ムチンは、粘性物質の総称なんだそうです。
実は、オクラのネバネバと少し違う成分ではありますが、ムチンは私達の身体にも存在しています。
胃壁を覆う粘液にも含まれており、強い酸性の胃液から胃壁を守ってくれています。
胃だけでなく、目や呼吸器・消化器もムチンを含む粘液で保護されているんですよ。
オクラのほかにも、納豆・山芋・レンコン・海藻などにもムチンは含まれています。
さらに、ネバネバ成分の中には、ペクチンという水溶性食物繊維があります。
こちらもゆるいゼリー状になっていて、細胞間の隙間を満たしています。
糖タンパク質のベトベト+ペクチンのゼリー状でネバネバした感触になるというのは、イメージ的には納得ですね!
まとめるとこういうこと
・オクラのネバネバの正体は、ベトベトのムチンとゼリー状のペクチン
オクラの栄養と効果
さて、オクラのネバネバの正体が、ムチンとペクチンだということが分かりましたね
では、ムチンやぺクチンも含めて、オクラに含まれる栄養とその効能を見ていきましょう。
・ムチン
まずはムチンです。
ムチンには、肝機能を高めたり、胃壁の保護をする働きがあります。
また、タンパク質分解酵素が含まれており、たんぱく質を効率よく消化・吸収してくれます。
この為、疲労回復・夏バテの防止・解消などに役立ちます。
・食物繊維
水溶性の食物繊維のペクチンだけではなく、オクラには不溶性食物繊維もたっぷり含まれています。
水溶性の食物繊維は、腸内細菌叢(腸内フローラ)を整え、腸内環境の改善に働くほか、コレステロールや血糖の上昇を抑える働きがあり、糖尿病の予防効果も期待できます。
不溶性の食物繊維には、腸内の有害物質を体外へ排出させる働きがあり、便秘の解消に効果があります。
・β(ベータ)カロテン
緑黄色野菜と言えば、ベータカロテン!
ベータカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わりますが、そのままでも強い抗酸化力を持って働きます。
ベータカロテンは、有害な活性酸素を消去して、ガン・老化の防止に働いてくれますよ。
ビタミンAに変換されれば、視力や粘膜の保護に活躍します。
・カリウム
オクラにはカリウムも豊富に含まれています。
カリウムは、体内のいらないナトリウムを体外に排泄する働きがあります。
このため、むくみの防止や高血圧予防に効果があります。
・カルシウム
カルシウムと言えば、丈夫な骨作りに大切な成分。
イライラの解消や骨粗しょう症予防に効果があります。
日本人は、不足しがちな成分でもあるんですって。
他にもオクラには、ビタミン・ミネラルが豊富に含まれており、まさに疲労回復にもってこいな野菜ですね。
2015年9月1日に「たけしの家庭の医学」で納豆・オクラ・長芋・めかぶの4ネバを毎日食べていると、腸内細菌のバランスがベストになるってやっていましたが、ネバネバを集めたネバネバ丼なんておいしそうですよね~。
何事も継続が力、なのでおいしくないと、ね!
皆さんもネバネバ丼お試しあれ。
火を使わないのでオクラの旬の時期にはピッタリ!こんなネバネバ丼はいかが?
↓ ↓
関連記事
この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
栄養や効果・効能を知って、今よりさらに野菜を美味しく食べましょう!
コメントを残す