梨(なし)って聞いた時、私がパッと思い浮かべるのは、丸っこい日本のナシです。
和梨又は日本梨と呼ばれる梨ですね。
梨って英語で何て言うんだろう?とふと調べたら、「pear」と出て来ました。
これって、洋梨も同じなんだそうです。
私からすると、梨くださいって言って洋梨が出てきたらちょっとビックリすると思います(笑)
どちらも美味しいですけど、やはり食べなれているのは日本の梨なんですよね。
さて、そんな英語で言うと同じになってしまう、和梨と西洋梨は栄養に違いはあるのでしょうか。
あれだけ食感が違うのは、やはり栄養が異なっているせいなのかな~?と気になったので調べましたよ。
和梨と洋梨の栄養に違いはあるの?
まず、私達がよく目にする日本の梨と西洋梨の栄養に違いはあるのでしょうか。
調べてみたところ、梨は水分量がとても多いんですよね。
90%近くが水分であることも一つの要因なのか、和梨と洋梨の栄養にそれほど差は無いと言って良いのではないかと思います。
一番違いがあると言えるのが食物繊維の量で、和梨に比べると洋梨には倍くらいの食物繊維が含まれているんですよ。
食物繊維は、腸の調子を整えてくれます。
近年では便通の改善だけでなく、腸の環境が免疫力を左右する事も知られていますし、お肌の調子にも影響を与える事が分かっていますよね。
そう言われると、洋ナシの方が身体に良さそうだなーと思ってしまいますけど、洋梨はあの甘みから分かるように、和梨と比べてカロリーや糖質も少し高め。
それぞれ、同じ梨でも特徴があって面白いですねっ。
ポイント
・洋梨は、和梨と比べると食物繊維が豊富
・和梨の方が、洋梨よりもカロリー・糖質量が少ない
◎さらに詳しく梨の栄養について知りたい方は、こちらの記事を読んでみてね。
関連記事⇒ 梨の栄養成分と秋にうれしい効能とは?
和梨と洋梨の食感が違う理由とは
さて、やはり栄養にも違いがあった和梨と洋ナシ。
食感の違いはどこから来るのでしょうか。
調べてみると、和梨と洋梨の食感の違いに関わっていると言われているのが、食物繊維と石細胞と呼ばれる構造です。
食物繊維は、ご存知の通りシャキシャキとした歯ざわりや食感を与えますよね。
食物繊維の量では、前項の通り洋梨の方が和梨よりも勝っています。
でも、洋梨の方が柔らかくなめらかな感じがしますよね。
これに関与するのが石細胞です。
和梨に多く含まれている石細胞は、細胞の壁に様々な物質が蓄積して硬くなったもののことで、植物の皮などに多いそう。
梨の実の中に石細胞がある理由はよく分かっていないそうですが、この石細胞が和梨に多く含まれている事が、和梨のザクザクとした食感を生んでいると考えられているんですって。
ポイント
・洋ナシと和梨の食感の違いは、食物繊維と石細胞によるものだった
・和梨の方が、洋梨よりも石細胞が多い
あまり聞いた事の無い石細胞なんて言葉が出てきたりして、梨の食感の秘密には意外な奥深さがありましたね。
それぞれの栄養の特徴も分かりましたし、たまには洋ナシも悪くないかも知れませんねっ。
コンポートかタルトしか思いつかない洋梨の活用法、サラダでどうでしょう?
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梨は、夏バテにもオススメ。ナシに対する様々な疑問はここで解決!
梨についてのまとめ記事は、リンクからどうぞ。
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