普段はあまりショウガを食べないけど、お寿司屋さんに行くとガリ(甘酢生姜)をついたくさん食べてしまう私。
ガリって、あれ単体でもすごく美味しくって大好きなんですよね。
それに、小さい頃から母に毒消し的な意味合いでも食べるよう教育されていたのもあるんですけど。
本来、ガリってそういう殺菌的な役割で食べるものなんでしょうか。
また、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。
ガリの役割は殺菌・食中毒予防なの?
ではまず、ガリについて。
ガリは、甘酢に漬けた生姜です。
お鮨を食べる時に、間で食べると口の中がさっぱりして、リフレッシュされて良いですよね。
そんなに後を引かない、ほんのりとした甘さも私は大好きで、癖になってたくさん食べちゃうんですけどね。
ガリには、そうしたお寿司の味を引き立てる役割もあるとは思うんですけど、昔母に言われたように、殺菌や食中毒の予防の役割も果たしてくれるんでしょうか?
調べてみたところ、まずガリの材料である生姜には、ジンゲロール・ショウガオールといった成分が含まれています。
ジンゲロール・ショウガオールには、殺菌・解毒作用があると言われており、昔の人は経験的にこうした作用を知っており、食中毒の予防に活用していたのではないかと言われているんですって。
☆生姜の栄養とその効能について、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみて下さいね。
また、生姜だけでなく、ガリの材料に使用されているお酢に防腐・殺菌作用があることも良く知られていますよね。
食中毒の原因となる菌への抗菌効果がある事が分かっており、O-157や腸炎ビブリオ・サルモネラ菌などへの効果が認められています。
つまり、ガリは殺菌や防腐作用のある生姜・お酢で作られているため、殺菌・食中毒予防の役割を果たしてくれると言えますね。
今まで理由をハッキリと知らなかったけど、やっぱりガリは殺菌・食中毒予防に良かったと分かって一安心です。
ガリを食べ過ぎるとどうなる?
では、そんなガリ、食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。
これも、ガリの材料となる生姜・お酢がポイントになってきそうですよね・・。
生姜の摂りすぎになり、胃腸の不調など
まずは、生姜。
生姜は、食物繊維がとても豊富な食材。
そのため、胃腸の働きを活発にしてくれると言われているんですが、食べ過ぎると逆に腹痛や下痢を引き起こしてしまう可能性があります。
また、身体を温める効果が期待できると言われていますが、同時に興奮を高める作用があるとも言われています。
のぼせやすい人などは、摂りすぎると症状を悪化させてしまうこともありますので、注意しましょう。
お酢の摂りすぎも胃腸を傷める
飲むお酢ブームの時にも言われていましたが、お酢も摂りすぎると強い酸が胃腸を傷めてしまう可能性があります。
そのため、空腹時に摂ってはいけないとも言われていますよね。
さらに、血液をサラサラにするとも言われるお酢ですが、摂り過ぎると貧血や冷え性を悪化させる可能性があることも指摘されています。
生姜もお酢も、それぞれ摂り過ぎると胃腸に良くないことが分かりますね。
せっかく美味しいお寿司を食べても、ガリの食べすぎでお腹が痛くなったりしては残念ですから、食べすぎには十分注意しましょう。
ガリはどのくらいなら食べてもOKか
やっぱり、何でも食べ過ぎは良くないですね~。
では、ガリはどのくらいなら食べても大丈夫なのでしょうか。
生姜の1日の摂取量の目安は、10gほどだと言われています。
グラムで聞いても分かりにくいですが、大体10円玉くらいのサイズの欠片1個分ほどですね。
ですので、ガリも同じくらいかそれ以下にとどめておいた方が良さそうです。
大きさにもよりますが、だいたい4~6枚くらいの量になると思います。
ちなみに、お酢の1日の摂取量は、大まかに15~30mlほどだと言われています。
大さじ1~2杯分ですね。
ガリのお酢の摂りすぎが気になる方は、なるべく汁気を切ったものを食べるようにすると良いですよ。
やっぱり、調べてみると自分がガリを食べ過ぎていたな~とちょっと反省しました。
でも、食中毒の予防などにも良いという事がハッキリしたし、これからも量に気をつけて食べればOKですよねっ。
皆さんも、お寿司屋さんでガリを見たら、今回の内容を思い出してみてくださいね~。
お家でも楽しみたい方は、このレシピ動画が分かりやすくて作りやすそうでしたよ。
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