少し前になりますが、りんご酢を飲むと良く眠れるようになるというのを、テレビでやっていたそうです。
テレビ好きの母から聞いたんですけど、リンゴ酢にそんな効果があったとは意外ですよね。
他の酢ではなくて、なぜりんご酢なのかも気になります。
今回は、りんご酢の栄養成分やその効果や効能について調べました。
りんご酢の栄養と効果・効能
りんご酢の原料は、りんご(又はりんご果汁)だけ、もしくは、りんごに酢を加えたものです。
まずは、原料のりんごの栄養を見てみましょう。
りんごには、アップルペクチンと言う成分が含まれており、肥満の原因となる悪玉コレステロールを身体の外へ排出してくれます。
悪玉コレステロールを体外に排出することは、動脈硬化を予防するだけでなく、心筋梗塞や糖尿病の予防にもなります。
そして、善玉コレステロールが増えて、腸内の環境を整えたり、便秘や下痢の解消にもつながります。
次に酢酸の効果です。
りんご酢の主な成分は酢酸で、これを摂取するとアデノシンと言う物質に変化します。
アデノシンは血管を広げて、血の流れをよくする効果があります。
血流が良くなり、身体の中に血液が行きわたると、脂肪が燃焼して代謝がよくなります。
他にも、りんご酢に含まれるアミノ酸が脂肪が蓄積するのを防いだり、脂肪を分解するのも助けます。
うーん、りんご酢がダイエットにも良いと言われる理由が分かりますね。
りんご酢が快眠に良いという理由は?
さて、そんなりんご酢ですが、よく眠れるようになると言われる理由は何なのでしょうか。
よく寝たはずなのに、朝起きたらすっきりしないというのは、睡眠障害と呼ばれる症状。
睡眠障害の原因は、血圧が低かったり、体内時計の乱れにより起きると言われていました。
近年の研究では、睡眠障害の原因はそれだけでなく、寝ている間の血糖値が安定していないことも原因の一つだと分かって来ました。
これは、寝る前に甘いものやご飯、お酒などを飲むことが原因と言われています。
りんご酢は糖の吸収を緩やかにし、血糖値を安定させる働きがあると言われています。
この作用が、快眠に良いということで、実験でも証明されつつあるんですって。
なぜ他の酢じゃなく、りんご酢なの?
でも、りんご酢の糖の吸収を緩やかにする働きは、酢酸の働きがポイントだと考えられているんですけど。
だとしたら、他のお酢でも良さそうなのに、どうしてりんご酢だけが快眠に良いといわれているんでしょうか?
調べてみると、そこに触れているデータはなかったんですが、仮説として1つ理由になりそうなものを発見しましたよ。
それは、りんごの香り成分。
りんごの香り成分には、リラックス効果があり、疲労回復や睡眠を誘発するとも言われているんですって。
確かに、りんごの香りって、爽やかだし落ち着くような感じがしますよね。
これが、他のお酢とは違う点なのかも知れませんね。
黒酢とりんご酢の飲みやすさの違いについて触れた記事でも書いたんですが、酢の香りが柔らかいのも、刺激が少なくて睡眠には良さそう。
関連記事⇒ リンゴ酢と黒酢どちらが飲みやすい?飲み易さを決める要因は?
香りや飲みやすさなども、他のお酢よりもりんご酢が睡眠には良いと言われている理由の一つなのではないかと考えられます。
りんご酢1杯で眠りの質が向上するなら、是非とも試してみたいですね。
特に、睡眠障害を改善するためには、夜ご飯の前に飲むのがオススメ。
原液そのままを飲むのではなく、水や炭酸水で割って薄めて飲みましょう。
夜ご飯の前に飲むことにより、血糖値が急激に上昇するのを抑えて食事を摂ることが出来ます。
ちなみに、一日あたりのりんご酢の摂取量は30ccまでとも言われています。
あまり飲み過ぎると、酢が入っているだけに胃が荒れてしまう可能性があります。
量は守って飲むようにしましょうね。
こちらは黒酢の話ですが、お酢を飲みすぎるとどうなるか、気になる方はチェックしてみてね。
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