風邪を引いたり、体調が悪い時と言えば、消化に良い食べ物ですよね。
私にとって、消化の良い食べ物の代表格のイメージが麺類なんですけど、本当に消化に良いのでしょうか?
小さい子供に食べさせることも多い食べ物ですし、気になりますよね。
ただ、麺類って、のどごしを楽しむ事もあるので、咀嚼が少なくなりがちな気もしますけど・・。
今回は、麺類が消化に良い食べ物なのかについて、改めて見直してみました。
また、どんな食べ方がお勧めなのでしょうか?
麺類は本当に消化に良い?
麺類は、消化に良いと言われていますが、本当に消化に良いのか?
まずは、ここからですよね!
成分によって食べ物の消化速度は違う
そもそも、消化に良いとはどういうことなんでしょうか?
消化に良いというのはつまり、食べ物を消化する時間が早い=短いということですよね。
食べ物が胃に入ってから、十二指腸に流れていく時間が短い方が、胃に負担がかからないので消化に良い食べ物は調子の悪い時に食べるんですね。
食べ物の三大成分(タンパク質、炭水化物、脂質)の中では、炭水化物が最も早く、次いでタンパク質、最後に脂質の順に消化が早いと言われています。
脂っこいものを食べると胃もたれを起こしたりするのは、消化に時間が掛かっているからなんですね。
麺類は、炭水化物の塊みたいなものですし、消化が早い部類に入ると言えるんでしょうね。
中でも、うどんは特に消化に良い麺類というイメージがありますよね。
うどんは消化に良いの?
消化に良いイメージのあるうどん。
では、実際はどうなんでしょうか?
ネギをのせたシンプルなかけうどんだと、一食当たり333kcal、炭水化物66g、タンパク質10.5g、脂質1.4gです。
これは同じ様に調理したかけそばと比べて殆ど変わらないのですが、そばは脂質が2.6gと若干多いそう。
また、そば粉に含まれる食物繊維が水分を吸収して膨らむため、そばの方が消化に時間がかかる、と考えられるそうです。
あと、代表的な麺類と言えば、ラーメンとパスタかな。
ラーメンは、麺に油が使われているので、脂質が少し高め。
それに加えて、スープも脂っこいものが多く、具材も含め消化にはあまり良くないんですって。
パスタは、麺自体は消化にさほど悪くはなさそう。
ただ、ソースが脂っこいものが多いので、ここが消化にあまり良くないんですね。
麺類では、やはりうどんが一番消化には良いと言って差し支えなさそう。
同じく消化に良い食べ物と言われるおかゆとうどんを比べても、噛みやすく胃で溶かしやすいことから、うどんに軍配が上がると考えられているそうですよ。
食べ方によっても消化されやすさは変わる
麺類は、そのままシンプルに食べれば消化が良いと言える事がなんとなく分かりましたが、食べ方には注意が必要です。
消化に良い食べ方の注意点は、大きく3つあります。
一つ目は、柔らかく煮込むこと。
歯や舌で簡単にすりつぶせるぐらい柔らかく煮込むのがコツです。
うどんであれば、コシが強いことを売り文句にしているものも多いので、一食ずつパッケージされている茹で麺などは柔らかくてオススメ。
添加物を心配される方は、さっと湯がいてザルでお湯をきってから、出汁で煮込むと良いですね。
二つめは、消化に良い具にすること。
麺類が消化に良くても、具が脂質の多い天ぷら・肉類では消化が悪くなります。
消化に良い卵や大根などを使いましょう。
具もじっくり煮込んで柔らかくして下さいね~。
三つめは、よく噛むこと。
それに、いくら麺類が消化に良くても、よく噛まなければ消化に悪くなってしまいます。
柔らかく煮込むのは、噛みやすさをサポートするためですよね。
炭水化物は、唾液に含まれる成分で分解されるそうです。
口の中でよく咀嚼することで、胃の負担も軽くしてあげられるんですよ。
いかがでしたか?
病気の時に食べるうどんやおかゆもちゃんと理由があって食べているんですね~。
風邪の引きやすい季節には、うどんも常備しておきたいですね。
味噌煮込みうどんも熱々で美味しいですよね~。
↓ ↓
あ、具にはもちろん注意ですよ!
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