ミルキーでおいしい牡蠣。
私も大好きですが、あたるのが怖いですね。
友達がカキフライなら大丈夫だろうと思って食べたら、それにあたった・・なんて話をしていたので、それを聞いて以来どうも火の通りが気になっちゃいます。
今回は、牡蠣にあたる(食中毒になる)原因や症状が出るまでの時間について調べてみました。
食べたあと、どのくらいの時間注意していれば良いかが分かりますよ。
目次
牡蠣にあたる原因は3つある
牡蠣にあたる原因は、ノロウィルス、腸炎ビブリオ、貝毒の3つあります。
それぞれの原因によって特徴が異なり、症状が出る時間にも違いがあります。
どんな特徴があるのでしょうか?
ノロウイルスが原因の場合
冬の牡蠣に多いのが、ノロウイルス。
「牡蠣にあたった」と聞くと、ほとんどの方がこのウイルスを思い浮かべるのではないでしょうか。
食べてから症状が出るまで、凡そ24~48時間と言われています。
意外と間があるんですね。
症状は、微熱が出て、激しい嘔吐と下痢・腹痛などが1~2日続きます。
ノロウイルスは強いウイルスで、飛沫感染の可能性があります。
ウイルスは体内に発症した直後から数えて数週間は残るようですので、調子が良くなってもしばらくはマスクをつけるなど、感染を抑える対策を取った方が良さそうです。
☆関連記事⇒ 必見!ノロウイルスの感染予防方法5つとは?
恐ろしい貝毒が原因の場合
春から夏にかけての牡蠣であたるケースは、貝毒による可能性が高いです。
貝毒には麻痺性と下痢性の2種類あり、麻痺性だと食後30分、下痢性だと食後30分~4時間程度で症状が出てくるようです。
特に怖いのは麻痺性貝毒で、最初は口の周りからしびれ始め、徐々に全身に痺れが広がります。
重症の場合、死に至ることもあるそう。
貝毒が疑われるときは、すぐに神経内科を受診しましょう。
下痢性中毒は激しい下痢、嘔吐などの症状が現れます。
腸炎ビブリオが原因の場合
夏の牡蠣には、腸炎ビブリオで食中毒になるリスクがあります。
症状は、食後12時間程度で現れてくるそうです。
激しい腹痛と下痢が特徴的で、脱水症状になる可能性もありますので、出来る限り水分を摂って対処するようにしましょう。
牡蠣に当たる原因は季節と時間で推定できる
激しい下痢や嘔吐、腹痛は共通して起こりうる為、原因がどれなのか分かりにくいです。
でも、これまで書いてきた通り、
牡蠣にあたった原因は、食べた時期と食べてから症状が出てくるまでの時間で、凡そ推定できることになります。
特に、食後すぐに痺れが出て来た時だけは貝毒を疑い、なるべく早くに病院に行くようにしましょう。
※牡蠣だけじゃなく2枚貝は注意が必要な貝毒は、あさりなんかにも多いです。
関連記事⇒ 潮干狩りのシーズンには注意!あさりの貝毒とは?
牡蠣の食中毒を避けるには
怖い牡蠣の食中毒。
牡蠣にあたらないようにするためには、下の2つのポイントを守りましょう。
1、「加熱用」と書かれたものは、必ずよく加熱すること。
2、体調が悪いときは、食べないようにすること。
特に、ノロウイルス・腸炎ビブリオについては、加熱によって食中毒の確率をかなり下げられる事が分かっています。
目安としては、「85℃以上で1分以上」の加熱が目安と言われていますので参考にしてくださいね。
また、体調が悪い時は、免疫力が低下しています。
普段は大丈夫な食品でも、食あたりやアレルギーを引き起こしやすいと言われていますので、そういった場合は牡蠣を食べるのを控えましょう。
過去にあたった経験があるとトラウマになって、牡蠣が食べられなくなる人もいるのだとか。
牡蠣は栄養もあって美味しい、素晴らしい海の幸ですので、食中毒に気を付けておいしく頂きたいですね。
殻つきカキのむき方で、すごく丁寧でポイントがわかりやすく解説されている動画がありましたので載せておきます!
↓ ↓
こういう地味な作業、嫌いじゃないです(笑)
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