みなさんは切干大根はお好きですか?
おふくろの味って感じで、特に煮物なんて美味しいですよね~。
そう言えば、昔良く食べていた幕の内弁当に入っていたっけ。
お味噌汁の具にしても美味しいですよね。
水に戻すだけでいつでもお手軽に調理出来て、常備菜としても重宝する切干大根。
生の大根を干しただけだから、栄養なんてどうってことない?!
いえいえ、切り干し大根は、栄養・効能がすごいんですよ。
なぜ干すと良いのか?など、今日は切干大根について調べてみたいと思います。
目次
切干大根の栄養と効果・効能
まず、主な栄養素と効能は下記の通りです。
カルシウムは、生の大根の約23倍
・歯や骨を丈夫にする
・動脈硬化、高血圧予防
・イライラ防止
カリウムは、生の大根の約14倍
・高血圧予防
・筋肉弛緩作用
・余分なナトリウムを排出する
・利尿作用
・むくみ防止
・疲労回復
食物繊維は、生の大根の約16倍
・便秘解消・美肌効果
・動脈硬化予防
・不溶性食物繊維にガン予防効果
ビタミンB1・B2は、生の大根の約10倍増
・食欲増進
・冷え性予防
・エネルギー代謝促進
・疲労回復
・健康な皮膚、髪、爪の成長促進
なぜ干すと良いのか?2つの理由とは
生の大根と比べると格段に栄養価がUPしている切り干し大根ですが、なぜ干すと良いのでしょうか?
1、太陽の光を浴びる→大根の旨味が糖化される→大根そのものの栄養素が凝縮される!→切干大根の栄養価アップ
2、紫外線や酵素で縮合反応が起きる→栄養素アップ
上の二つの要因が、切干大根の栄養価がUPする理由と言われています。
糖化・縮合反応と難しそうな単語が出てきていますが…。
簡単に言えば、干すことで甘味・旨みの成分が増し、水分量が減って凝縮されたようなイメージですね!
大根に限らず「天日干し」は他の食材にも用いられますが、特に大根の場合カサが減り、少量でも生の大根より多くの栄養素を摂取することができます。
その上、低カロリーで食物繊維たっぷりv
少量で満腹感を得られると来たらダイエットにもピッタリですよね。
切り干し大根は食べ過ぎに注意して
でも、ちょっと待って!
切干大根は、低カロリーなので糖質も少ないと思っている方も多いのではないでしょうか。
実は、大根は生の状態で100g中約3gの糖質を含みますが、切干大根になると100g中47gにも増えてしまいます。
なんと、栄養価とともに糖質も凝縮されるんですね~。
幸い切り干し大根は通常、1食10g程度ですので、1食分の糖質は4.7gとなり、さほど問題ありません。
それでも切干大根の糖質は高いと覚えておいてくださいねっ。
ついでながら、切干大根の他にも、天日干しにより糖質が高くなるものがありますので、糖質制限をしている方は注意が必要です。
食べる前にGI値を調べるなどして確認しましょう。
また、不溶性食物繊維は、取り過ぎると便秘を招く可能性があります。
何を食べるにしても「過ぎたるは猶及ばざるが如し」
適量をまんべんなく頂くのが良いようです。
戻し水は捨てないで
通常、切り干し大根を調理する際は水で戻しますが、その戻した水はみなさんどうしてますか?
というのも、実は切干大根を水に漬けて戻す間、カリウムや旨み成分などが水に流れてしまっているのです。
水で戻す場合、戻し水は捨てずに一緒に調理してできるだけ摂取しましょう。
でも、一番良いのは水を使わないで戻す方法。
切干大根を水以外で戻すとっておきの方法があるのですが、ご存じでしょうか?
切り干し大根を戻すならあの食材がおすすめ
それはヨーグルト
ヨーグルトで戻すことで、相乗効果でさらにこんなメリットもv
→切干大根のミネラル分がより取り入れ易くなる。
→乳酸菌と食物繊維のW効果で善玉菌が増え、腸内環境を改善してくれる。
→水を使わないので栄養価を逃さず摂れる。
ということで「切干大根のクリーミー胡麻味噌和え♪」なんていかがでしょうか?
以上、切干大根について書いてみました。
明日は買い置きの切干大根を使って早速調理してみますか。
この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
栄養やその効果・効能を知って、今よりさらに野菜を美味しく食べましょう!
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