なんとなく、枝豆と似ているから夏に食べたいような気がする、そら豆。
でも、旬は春頃からなんですよね。
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夏にはほとんど見かけなくなって、枝豆全盛期が来るわけですが。
今回は枝豆じゃなく、そら豆のお話。
そら豆って実は食べ過ぎると危険って知っていましたか?
食べ過ぎるとどうなるのかや、一日に食べても良い量の目安などについて調べましたよ。
そら豆を食べ過ぎるとどうなる?
そら豆にはタンパク質が豊富でミネラル、ビタミン、食物繊維などもバランスよく含まれています。
大豆たんぱくが含まれていないという事から、大豆アレルギーの方向けの代替原料として使用されることも多くなってきているそうです。
そんなそら豆ですが、たくさん食べるとどうなるのでしょうか。
調べてみると、意外にも危険なんて話もあって、私もびっくりしましたよ。
腹痛・下痢・便秘になる
これはそら豆でなくても起こりますけど、食べ過ぎることで消化不良になり腹痛や下痢などになる可能性がありますね。
大人もですが、子供の食べる量には特に注意が必要ですね。
また、そら豆の外皮は特にかたくて食物繊維が豊富なため、たくさん食べると腹痛・下痢だけでなく、便秘になる場合もあるんですよ。
栄養も豊富な部分ではありますが、食べ過ぎには注意しましょう。
カリウムの摂り過ぎによる高カリウム血症
そら豆にはミネラルもたくさん含まれているんですが、中でもカリウムの摂り過ぎに注意したいですね。
カリウムは、体内のナトリウム量を尿で排出する事によって調整する働きに関与しています。
必要な栄養素ではありますし、健康な方の場合なら摂り過ぎをそんなに心配する必要はありません。
また、カリウムは茹でると30%ほど流出して減少するとも言われているので、茹でたそら豆ならさらに安心。
ただ、腎臓の機能が弱っている人がカリウムをたくさん摂った場合、体内に蓄積され、高カリウム血症を引き起こしてしまう場合があります。
持病などある方は注意したいですね。
そら豆の食べ過ぎで起こる可能性がある症状を2つにまとめて紹介させていただきました。
2つ目の高カリウム血症は、健康な方ならそこまで心配しなくても良いですが、腹痛などは食べ過ぎれば誰にでも起こりうる事ですからね。
どんな体に良いものでも、偏って食べ過ぎるのは良くないので気を付けたいですね。
そら豆を食べ過ぎると危険というのは本当?
ところで、そら豆を食べ過ぎると危険と言う話、実は腹痛・下痢・便秘や高カリウム血症を引き起こす可能性がある、というのとはまた別の話なんです。
それは、そら豆を食べ過ぎるとそら豆中毒になる、という話。
食中毒の一種なんだそうですが、そら豆で食中毒ってほとんど聞いたことがありませんよね。
そら豆の中に含まれる毒性のある成分によって、中毒症状が引き起こされ、倦怠感や黄疸・急性腎不全の症状を呈すことがあるそう。
最悪の場合、死亡することもあるという怖いもの。
そんなに怖い症状が出る場合があるなんて、今までなぜ知らなかったんだろうと不思議に思いますよね。
実はこのそら豆中毒は、遺伝性があると言われており、東洋人ではほとんど発症例がないそう。
ですので、日本人の方ならそこまで心配する必要はなさそう。
※ただ、野菜や果物は食べ過ぎたり触れ過ぎたりすると、食物アレルギーになる可能性が指摘されていますので、やはり無茶に食べ過ぎないようにしてくださいね。
そら豆の一日の摂取量の目安とは
では、そら豆を食べ過ぎないように、一日にどのくらい食べても大丈夫なのか知りたいですよね。
食品なので、上限量などは定められていませんし、何を基準にして良いか悩むところ。
そら豆はタンパク質が多いので、まずはこれを基準に考えてみましょうか。
日本人の食事摂取基準(2015版)によると、成人男性の1日のタンパク質摂取推奨量は60g、女性は50gです。
茹でたそら豆100gのタンパク質量は、およそ11g。
他の食べ物を食べることを考えても、そら豆は100gより少ない分にとどめておいた方が良さそうですね。
また、そら豆は意外と糖質が高い食べ物だとも言われています。
そら豆(茹で)100gの糖質量は、約13gほどなんですって。
おつまみやおやつとして食べる物の糖質量は、10gくらいにすると一日の糖質量がバランスよくなるという話なんかもあります。
ですので、糖質量から考えても、そら豆の一日に食べても良い量は100gより少ない方が望ましいという結果になりましたね。
ちなみに、そら豆100gというと、大きさにもよりますが大体20~25個前後になるそうですよ。
少なめを基準にした方が安心だと思うので、ここではそら豆は1日に15~20個くらいを目安に食べるという結論にさせて頂きたいと思います。
これだと、15個あっという間かも・・そら豆を使った簡単レシピ動画です。
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この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
栄養や効果・効能を知って、今よりさらに野菜を美味しく食べましょう!
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