ナツメと、最近流行りのデーツ。
デーツは、ナツメヤシの実なんだと聞いて、ナツメとは違うの?と、ふと疑問に思いました。
実は、呼び方がいろいろあるだけで、同じものなのかしら?
気になって調べたら、なんと全く違うものなんだとか!
これは面白い・・ということで、なつめとデーツの違い、栄養など様々な点から比べてみました。
なつめとは?
まずは、なつめ(棗)について。
ナツメは、クロウメモドキ科の植物です。
私たちが乾燥した状態でよく見かけるのは、ナツメの実ですね。
中国周辺が原産地の植物なんですって。
日本では、乾燥した状態のものしかほとんど見かけませんが、韓国では、サムゲタンに入っていたり、テチュ茶(なつめ茶)としても飲まれているため、一般的にも広く知られている食材なんですよ。
また、漢方でも古くから、乾燥させた実や種を薬として使用しているんです。
うーん、意外と知らなかったけど、改めてナツメって凄いんですね~。
↑乾燥ナツメ
デーツとは?
方やデーツ(ナツメヤシ)。
デーツは、ヤシ科の植物であるナツメヤシの実のことです。
なつめと同じく、私たちが見るのは、乾燥させたドライフルーツの状態がほとんど。
北アフリカや南西アジア辺りが原産と言われていますが、古くから栽培されていて定かではないそう。
アフリカや中東でよく食べられているんだそうですよ。
ヤシ科、で私たちが想像するヤシの木よりは、フェニックスの樹の方が形的には近いかな~?
↑ フェニックスの樹
デーツは、一粒で豊富な栄養を摂れることから、ダイエットのお供などとして、最近特に女性の間で人気なんですよね。
なつめとデーツ、栄養対決!
実の形はそれぞれ似ているのに、ナツメとデーツは、植物の種類からして全くの別物だったんですね!
そんなナツメとデーツ、見た目は似ていますが、栄養はどうでしょうか?
栄養を表にして比較してみました。
なつめ | デーツ | |
カロリー | 287キロカロリー | 266キロカロリー |
カリウム | 810mg | 550mg |
カルシウム | 65mg | 71mg |
マグネシウム | 39mg | 60mg |
β―カロテン | 7μg | 160μg |
ビタミンB1 | 0.10mg | 0.07mg |
ビタミンB2 | 0.21mg | 0.04mg |
葉酸 | 140μg | 19μg |
食物繊維 | 12.5g | 7.0g |
(それぞれ、乾燥したもの可食部100gの成分)
主だった成分は、こんな感じです。
意外だったのが、なつめの方がデーツよりもカロリーが多いこと。
ナツメよりもデーツの方がねっとりした甘さがあるから、カロリーも高いんだと思っていました。
抗酸化作用が強くて、老化防止やアンチエイジングにも良いと言われている、ベータカロテンがデーツはとても多いですね。
でも、それ以外はナツメに軍配が上がりそう・・。
栄養価の種類がたくさん入っていることで、美容・ダイエットのお供に良いのはデーツかもしれませんが、なつめも身体に良さそうですね!
なつめとデーツ、味の違いは?
なつめとデーツ、どちらも身体に良さそう・・・となると、やっぱり最後の決め手は味でしょ♪
なつめとデーツの味の違いを比べると、なつめの方がややさっぱりとした甘さ。
デーツはネットリとした甘さがあります。
これは、どちらが良いというよりは、好みによりますね。
実は、私はデーツの甘さがちょっと苦手・・(´・ω・`)
甘さが濃すぎる気がするんですよね。
なので、なつめの方が食べやすいです。
うちの旦那は、濃厚な甘さが好きなのでデーツが良いそうですよ。
一度食べ比べて味の違いを実感してみると良いかもしれませんね。
最近は、業務スーパーでもデーツを置いているところがあるみたいですよ。
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