最近久しぶりに会った友達の肌がとても綺麗になっていたんです。どうしたのか尋ねたら、米油を利用しているとのことでした。
こめ油は、テレビ番組でも紹介されて、人気が高まっているとは聞いたことありましたが、そんなにいいのでしょうか。
美肌に良いと言われる米油の効果・効能はもちろん、ちょっと気になる、実は危険なんて噂の真相についても迫りましたよ。
米油が美肌に良いのはなぜ?
米油は、米糠(ぬか)から抽出されるオイルです。
米ぬかが美容に良いことは有名で、米ぬかの石鹸や化粧水など沢山の基礎化粧品が販売されているのは、女性なら一度は見た事があるはずですね。
米ぬかから抽出される米油にも、美肌・美容効果、特に肌のシミを抑えたり、アンチエイジングの効果がある事が分かっています。
私達のお肌を守る、メラニンと言う物質は通常、紫外線が肌の奥まで届かないようにカットしてくれる働きを担っています。
メラニンは、古くなると角質と一緒に排出され、また新しく作られます。でも、そのサイクルが乱れると、メラニンがきちんと排出されなくなり、お肌のシミとなって残ってしまうのです。
米油には、強力な抗酸化力をもつビタミンEが豊富に含まれており、メラニンがシミとなってしまうのを防ぐことができるのです。
また、米油には抗酸化力が普通より強力な「スーパービタミンE」と呼ばれるビタミンEが含まれています。これは、トコトリエノールという物質で、普通のビタミンEの40~50倍の抗酸化力があるんだとか。
ビタミンEをたくさん含むこめ油は、細胞の老化を防いでくれ、アンチエイジングにもとても効果的なんですね。
米油の栄養と効果・効能
米油は、美容だけでなく、健康にもとてもいいです。
先述のビタミンEには、細胞の老化を防ぎ、生活習慣病を予防する効果のほか、抹消血管を拡張し血行を良くして冷え性や頭痛・肩こりを改善する効果があります。
他にも、油の食物繊維と呼ばれる、植物ステロール(フィトステロール)も多く含まれており、抗酸化作用たっぷり。植物ステロールにもコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の予防効果が期待できます。
また、米油には、γ(ガンマ)オリザノールという特有の成分が含まれており、脳の機能を改善し自律神経のバランスを整えるのをサポートする働きがあることが分かっています。
この為、自律神経失調症の改善や更年期障害の症状緩和などにも効果が期待できます。
こめ油は危険なの?
そんな素晴らしい米油ですが、危険だと言われている点もあります。それは、米油の製造過程に問題があります。
殆どの米油は、「ノルマルヘキサン抽出」と呼ばれる方法で作られます。簡単に言うと、ノルマルヘキサンという劇薬をかけることによって油を抽出するんですね。
劇薬をふりかけるという科学的な方法で抽出しており、人体へ危険な影響があるのではないかという声もあります。
ただし、これは米油に限った抽出方法ではなく、サラダ油などにも使われる方法。
もちろん、食品として売り出される以上、ノルマルヘキサンは中和(蒸留)された状態で市場に出回ります。
まぁ、そう言われても、できれば自然な方法で抽出された、出来るかぎり安全な米油のほうが安心ですよね。そんな方には、「圧搾一番搾り」と表記されているものがオススメ!
こちらは、ヘルマルヘキサン抽出とは違い、原料に圧力をかけて油分を搾り出す方法で生成しており、より安心と言えます。
気になる方は、米油を選ぶときは良く見て買いましょうね。
米油の1日の摂取量はどのくらい?
さて、そんな米油ですが、大きいスプーン1杯(約15g)で、一日に必要なビタミンEの摂取量の約7割が摂れてしまいます。
米油は熱にも強いため、炒め物などにも使うことができますし、癖のない味なので、どんなものを炒めても大丈夫でしょう。
普段の料理で使用する油を米油に変えることで、簡単に米油を必要な量摂取することができます。
普段の生活に米油を取り入れてみてくださいね。
食べ物で健康になろう!と言うことで、野菜や果物など色々な食材についての健康情報・豆知識が知りたい方はこちらの記事をご覧くださいね。
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