日本食には欠かせない海苔。
お寿司などの高級なものから、母の味とも言えるおにぎりまで、使いどころいっぱいですよね。
そんな海苔なんですけど、昔は祖父母がコンロで炙って食べているのをよく目にしていました。
最近目にしない光景ですけど、あれって何だったの?
気になって調べていたら、そこには乾燥海苔と焼き海苔の違いが・・。
作り方の工程から、栄養まで、乾燥のりと焼きのりの違いについて調査開始です!
海苔の種類と作り方の違い
海苔っていろいろな種類がありますよね。
生のり・青さのり・乾燥のり・焼き海苔・海苔の佃煮・味付け海苔などが一般によく知られているものでしょうか。
簡単にそれぞれどんなものか紹介しますね。
青さのり・・生のりとは種類の違う海藻。生食もできるが、乾燥させても同様に使用できる。お好み焼きや焼きそばにかける青のりと同じもの。
生のり・・乾燥のり・焼きのり・味付けのりの原料となるのり。漁師さんは生のりを刺身のようにして食べる。
乾燥のり・・板海苔とも。生のりを乾燥させたもの
焼きのり・・乾燥のりを焼いたもの。
味付けのり・・乾燥のりに味付けし、焼いたもの。
のりの佃煮・・生のあおさのりや板海苔など原料となる海苔に味付けして煮詰めたもの。
焼き海苔・味付け海苔のつくり方、分かりやすい動画があったので載せておきますね。
↓ ↓ ↓
海苔には、作り方も種類も違うものがあるんですね!
では、本題の乾燥海苔と焼き海苔の違いについて、詳しく見ていきましょう。
乾燥のりと焼きのりの違い
焼き海苔は、前項で見た通り工程的には、乾燥海苔を焼いたものです。
焼いてあるのと焼いていないの、どちらも販売されているのはちょっと不思議ですよね~。
面倒くさがりの私としては、焼き海苔の方がめんどくさくなくて良いじゃん!って思っちゃいますけど・・。
元々、乾海苔は海苔の収穫の時期に、新物として販売されていたものだったんだとか。
おうちで焼いて、香りがたつのとパリっとした旬の新鮮な食感を楽しんでたんだそうですよ。
そんな事情もあり、私たちが普段食べている海苔は、焼き海苔が多いと思ったほうが良いですね。
海苔の焼いた香りって、香ばしくって食欲そそりますもんね~。
うちの祖父母は、焼き海苔でも炙ったほうが美味しいと言って、今でもよく炙って食べてますけど、確かにあの香りは堪らないですっ。
栄養に違いはある?
また、乾燥のりと焼きのりの栄養に違いはあるのかな?というのも気になる疑問ですよね。
栄養成分表で乾のりと焼き海苔を比べると、カリウムや、カロテンなどの熱に弱い成分は、焼き海苔の方が含有量が少ない傾向にありますが、アミノ酸類は多い傾向にあるようです。
ただし、これは焼いたからというよりは、100g中に含まれる量を比較したからかもしれませんね・・。
なので、焼いたからすごく栄養素の含有量が変わる、とは断言できませんね。
まとめると、乾燥海苔を焼いても、栄養には大きな変化はない
ちなみに、乾燥海苔は、焼かなくても食べられますが、焼いたほうが風味が良いです。
そして、焼いた方が消化に良いこともわかっています。
乾燥海苔は焼き海苔よりも多く水分を含んでおり、食感としても噛み切りにくいのがわかると思います。
さらに、生の海苔を消化できるのは、日本人だけだという衝撃の研究結果もあります。
関連記事⇒ 海苔を消化できるのは日本人だけ?理由と海苔の栄養成分
ちなみに、私はやっぱり面倒臭がり屋なので、焼き海苔の方が楽チンで好きです。
パリっとしてて、美味しいですよね~。
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