健康にとても良く、使いやすいということで人気が高いマヌカハニー。
一般的なハチミツよりも栄養価が高いことで有名ですね。
しかし、そんなマヌカハニーが危険だという噂が流れています。
マヌカハニーは、発がん性があるという噂なんですって。
それは本当なのでしょうか。
そんな危険なモノが流行っているなんてとても思えませんので、調査開始です!
マヌカハニーとは?
マヌカハニーとは、マヌカと呼ばれるニュージーランドで自生する樹の蜜がもとになって作られているハチミツのことを言います。
古くからニュージーランドの原住民にとても重宝されていました。
マヌカハニーは、他のハチミツと比べても栄養価が高いんです。
味やにおいも濃く、普通のハチミツよりも濃厚で値段も高い高級なハチミツなんですよね。
採れる場所がニュージーランドにほぼ限られているので、日本で販売しているものは全て輸入品。
そのため、お値段が高めになるのも致し方ありませんね。
マヌカハニーの発がん性、真相は?
さて、そんなマヌカハニーですが、発がん性の危険があるという噂があります。
それは、マヌカハニーに含まれている『メチルグリオキサール』と言う成分が原因となっているようです。一体どういうこと?
メチルグリオキサールが危険だと言われ始めたのは、東北大学大学院医学系研究科の小川晋教授らのグループによって発表された、2010年の論文が発端なんだそうです。
その中で、血中のメチルグリオキサールに関する記載があり、メチルグリオキサールを沢山含んでいるマヌカハニーが発がん性がある危険な食べ物ではないのかと言う噂が広がったようです。
ちなみに、その噂の真相について、マヌカハニーに関連している企業が直接小川教授に電話をして取材したところ、「そのような発表はしておらず、事実無根である」と答えられたそうです。
そもそも、この東北大学の研究は、糖尿病性の血管障害を起こす患者において、血中メチルグリオキサールの値が高いということが分かったという内容のものでした。
つまり、糖尿病の研究についての一つの例にすぎず、がんの研究とは全く別のものだったんですね。
噂だけが独り歩きしていたようです。
発がん性の噂は勘違いから?
マヌカハニーの殺菌力は高く、ピロリ菌を殺菌してくれることが広く知られるようになり、商品需要も高まりました。
ここからは、私の想像なんですが・・・。
・マヌカハニーは、胃潰瘍や胃がんの原因にもなり得るピロリ菌を殺してくれる。
・マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールは、糖尿病の血管障害を起こす患者の血中に多く含まれる。
この二つの情報をごちゃごちゃにしちゃって、
メチルグリオキサールが入っているから身体に悪いのかも?
あ、胃がんとか書いてあるし、ガンになっちゃうの?
・・てな感じで勘違いした方が居たんじゃないかと。
まぁ、あくまで想像ですが。
「発がん性が無い」のではなく、「研究結果が無い」
マヌカハニーには切り傷や擦り傷を治す殺菌効果があるとして、ニュージーランドでは薬としても昔から使用してきました。
もし、発がん性があるのだったら、ここまで脈々と受け継がれてこなかったのではないでしょうか。
ここまで調べて、「なーんだ、マヌカハニーには発がん性は無いんだ」と思ったんですけど、よく考えたら研究結果が無いというだけで、発がん性がないと実証されているわけではないです。
例えば、過剰摂取した場合や、添加物をたくさん含んだ「偽物」と言われるマヌカハニーを摂り続けた、などの状況下ではガンにならないとも限りません。
マヌカハニーを生活に取り入れたい方は、添加物の入っていないものを選んだり、過剰摂取に気をつけるなど、自分でしっかり対策してくださいね!
マヌカハニーとマオリ族についての動画がありましたので、ご紹介しておきますね~。
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