カレーやシチューなどに大活躍のじゃがいも。
芽に毒があるのはご存知だと思いますが、緑がかったところにも毒があるってご存知でしたか?
ジャガイモの毒、どこを取り除けばいいのでしょうか?
安全な芽のとり方や、毒のある部分の処理方法について調べましたよ。
じゃがいもの毒はどんなもの?
じゃがいもには、ソラニンとチャコニンという2種類の毒が含まれます。
両方似た作用があり、食べ過ぎると神経に影響が出る毒性があり、腹痛や嘔吐、頭痛などの中毒症状が現れるそうです。
50kgの体重の人で、50mg摂取すると中毒が現れ、200~350mgで死に至ることもあると言われています。
子供だとさらに少ない量で中毒症状が現れることになります。
水にさらすと減りますが、ソラニンは200℃以上の過熱で分解されるそうなので、ご家庭での調理で取り除こうと思うのはなかなか難しいようです。
なので、毒のある部分を完全に除去するのが、毒への一番の対処なんですね!
じゃがいものどこに毒があるの?
じゃがいもの芽の毒はよく知られていて、取り除く方が殆どですよね。
でも実は、皮が緑がかっている部分にも毒が含まれるんですよ。
ここでちょっと豆知識!
じゃがいもの毒は、1個にどれぐらい含まれていると思いますか?
生のジャガイモ100gに含まれる毒の量を、部位別に調べてみると、まず普通のジャガイモには、100gに約5~20mgの毒が含まれているそう。
意外にも、芽が出ていたり、緑がかっていなくても毒は含まれているんですね!
でも、この毒のほとんどが、皮の周辺に含まれているんだとか。
次に芽の部分ですが、伸びてきた芽には200~400mg含まれるそうです。
芽を取り除かなければならない理由が明らかな量ですね。
ちなみに、緑色に変色した部分には、100gあたり100~220mgの毒が含まれるとのことです。
100gは中ぐらいのじゃがいもが凡そ1個分。
お腹も一杯になるので、症状が現れるほどの量を一度に食べることはそうそうないかもしれませんが、心に留めておきたいですね。
じゃがいもの毒の安全な処理方法
それでは、安全にじゃがいもを食べるにはどのように毒のある芽や皮を取り除けばいいのでしょうか?
正しい処理方法を知っておきましょう!
まず芽ですが、芽の周り1~1.5cmほど取り除くようにしましょう。
結構大きめに取り除く感じですね。
芽の取り方は、少し難しいですが、包丁の角の部分かピーラーの芽取り部分を使って、ぐるりと回すようにすると深さも確保できますよ。
また、緑化した部分は、緑が見えなくなるまで剥くようにしましょう。
緑の筋が僅かでも見えたら、まだ剥き足りないということですね。
処理した後は、調理するまで水にさらすようにして下さいね。
毒を減らすことが出来ます。
食卓に上ることも多いじゃがいも。
安全に食べたいですよね。
私は、この記事を書くにあたり色々調べていたのですが、たまにジャガイモを食べて、灰汁の様な苦みを感じることに気付きました。
芽はしっかり取っていますが、緑化した部分が取り除き切れていなかったようです。
改めて怖いな、と思いました。
これからは気を付けたいと思います。
↓この方法だと皮がきれいに剥けそうですね
芽の部分をくり抜いてからこれやっても、つるんって剥けそうです。
今度やってみたいと思います。
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