友達が妊婦になりました。
そんな彼女に会いに行ったら、食べ物にものすごく気を使っていました。
その話の延長で、ナスはあまり食べない方が良いって言っていたのですが・・。
そういえば、『秋ナスは嫁に食わすな』って言葉もありますよね。
一体どういう意味なんでしょうか。
もしかして、妊婦さんに良くないとかって理由があるのかな?
気になったので、調べてみました。
秋ナスは夏のナスと違う?
まずは秋ナスについて。
秋ナスといいますが、夏のナスとは何が違うんでしょうか。
秋ナスは、夏のナスと比べると、種が少なくて皮も柔らかくておいしいという特徴があります。
見た目も、夏のものと比べると細くて長め。
もともとは、夏に出来たナスの苗を放っておいたら、種が落ちて、秋に勝手に出来たナスだったんだそうですよ。
夏のナスが春先に種をまき、暑い夏に収穫されるのに対し、秋ナスは遅めに種をまきます。
夏のナスは熱い夏を乗り切るために、味が落ちますが、秋ナスはそれがないため、味を凝縮することができるんだとか。
秋ナス、嫁に食べさせない理由は?
味が凝縮されて美味しいという秋ナス。
ともすれば、『秋ナスは嫁に食わすな』の意味は、そんな美味しいものを嫁に食べさせるなんてもったいない!と意地悪で言った言葉なのかな?と感じますよね。
こういう解釈で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
私も、意地悪な意味だとずーっと思っていました。
嫁姑のアレだと思ってましたよ。
しかし、調べていたら違ったようです。
もともとは、『秋ナスは夜目に食わすな』と言う風に使われていたそうです。
夜目と言うのはネズミの意味で、秋ナスは漬物に向いているのですが、漬物をつけていて、それをネズミに食べられないように気をつけようと言う意味だったようです。
それがなぜか嫁に変わってしまったようです。
なぜ、夜目から嫁に変わってしまったのでしょうか?
夜目から嫁になった理由は?
「嫁」に食べさせるなと言う本当の意味は、秋ナスの性質から紐解くことができます。
秋ナスは、夏に種を植えて作る野菜です。
基本的に、春や夏など暖かい時期の野菜は、水分を多く含んでいるため身体を冷やし、秋や冬など、寒い時期の野菜は、身体を温める性質があります。
秋ナスは、秋に収穫されるけれど、身体を冷やす食べ物なんですね。
また、秋ナスに含まれているアノイリナーゼと言う酵素は、腸内でビタミンを分解するので、食べ過ぎると吹き出物が出たり、流産の危険もある食べ物だと言われていたようです。
加えて、秋ナスには種が少ないことから、子種が少なくなるという言い伝えもあり、縁起があまりよくない食べ物だと思われていたそうです。
それらを『秋ナスは嫁に食わすな』と言う言葉に含めていたのですね。
まとめ
殺伐とした内容じゃなくて良かった(笑)
では、最後にまとめますね!
・秋ナスは身体を冷やす
・酵素の働きで、食べ過ぎると流産の危険性があると言われている
・種が少ない=縁起の良くない食べ物という言い伝え
↓ ↓ ↓
☆「秋ナスは夜目に食わすな」が、「秋ナスは嫁に食わすな」に変容
そうは言いましても、食べ過ぎないようにすれば、妊婦が全く食べてはいけないというわけでもないんですよ。
美味しいから食べ過ぎちゃう、ってのを気をつければ、 OK!
そして、体を冷やす食材は、火を通して調理すると体を冷やしにくいと言われていますので、秋ナスは調理して食べるようにと尚良しですね。
身体が温まりそうな、ナスのレシピ動画を載せておきますね。
↓ ↓
アツアツ、美味しそうですね~。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
なすの栄養についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。併せてご覧くださいね。
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この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
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