少しずつ暖かくなってきて、桜がボチボチ咲いている場所も出てきましたね。
春が近づいている感じがします。
桜の花って綺麗ですよね。
料理に使うと見栄えもよくなりますし、一気に料理が華やぎます。
お料理によく使われるのが、桜の花の塩漬けです。
八重桜の花を塩漬けにしたものなんですけど、お花見に持っていく弁当に入れると、気分も上がりそうですよね。
そんな桜の塩漬けですが、栄養はあるのでしょうか?
使い方によっては食べるか迷っちゃう時もあるけど、たくさん食べても害はないのでしょうか?
桜はそのままでも食べられる?
実は、公園などに咲いている桜の花をそのまま食べても、害はないそうです。
食用に使われるのは八重桜ですが、これは色が濃くて見栄えがいいからなんですよ。
桜の葉の場合は、大島桜が食用で使われます。
柔らかくて食べやすく、独特のいい香りを出すのに、大島桜はぴったりなんだとか。
食用として桜を見たことがないのでピンと来ませんが、公園の桜もそのまま食べられるんですね~。
さて、そのまま食べられる桜ですが、私たちが食べる時は、塩漬けになっているものがほとんど。
実は、塩漬けにすると独特の香り成分が発生して、それが健康にも良いことが分かっているんですよ!
桜の塩漬けの栄養
桜の花や葉っぱを塩漬けにすると、とてもいい香りが出ます。
私たちが「桜の香り」と感じるのは、この成分に因るところが大きいです。
この香りは、塩漬けすることによって糖分が分解され、クマリンと言う物質が生成されることによって発生します。香りが強いほど、クマリンが多く含まれているんですよ!
クマリンはポリフェノールの一種で、抗菌作用がある他、興奮を鎮めてくれる作用や神経に対しての鎮痛作用、そして睡眠を促してくれるアロマのような効果もあります。
また、血流を良くし、むくみの改善にも役立つ成分でもあります。老化やガンを抑制するとも言われており、健康にいいのです。
桜の塩漬けがこんなに体に良いなんて、ちょっと意外ですよね!
桜の塩漬け、食べ過ぎるとどうなる?
身体に良いクマリンですが、実は副作用もあり、肝毒性があるので、毎日大量に摂取するのは良くないといわれています。
要するに、たくさん食べ過ぎると肝機能を弱めてしまうんですね。
摂取量の目安は、日本では特に定められていません。
欧州では、1日に「0.1mg×kg(体重)」の摂取量を超えないように、と定めています。
これは、シナモンにもクマリンが含まれているから設定された基準だそうです。
欧州ではシナモンの摂取が日本よりも一般的で、シナモンクッキーなどの食品にもクマリンが含まれているからなんですって。
ただ、この摂取量の目安は、日本で言えば、毎日桜餅を何個も食べる生活を続けるような状態でないと、超えることはない量です。
たまに桜の塩漬けを少し食べる程度だったら、全く問題はありません。
桜の塩漬けの作り方
そんな桜の塩漬けですが、自分で作ることができますよ!
自分でつくると、変な添加物も入ってないので安心ですよね~。
桜の塩漬けの作り方
材料は、6~7分咲きの八重桜を軸から摘んだもの200g、塩大さじ4杯、梅酢大さじ4杯です。
1、摘んできた桜をよく水で洗い、ざるで水を切りキッチンペーパーで水分をとる
2、1に塩をかけ、サランラップで包み、重しをして一晩おく
3、出てきた水分をしっかりと絞り、小さな入れ物に入れ、梅酢をかけて重しをする
4、三日ほど置いて、今度は一つずつ、くっつかないようにざるに敷き、陰干しして乾燥させる
5、乾いたら瓶に入れ、塩(分量外)と一緒に保存して出来上がり
混ぜご飯にしておにぎりにしたり、酢のものにも使えそうです。
また、桜茶と言って、桜の塩漬けを塩抜きしてお茶やお湯に浮かべたり、お祝いの席なんかではお酒に浮かべたりするのも雅で美しくて良いですね。
桜茶。可愛いvv
ぜひ作ってみてくださいね。
私も桜茶淹れてみましたよ~。
関連記事⇒ 桜の塩漬けで桜茶(桜湯)作ってみた!入れた桜も食べてみた
でも、自分で桜の塩漬けを作ろう思うと、結構手間がかかるんですね~。
調べてみたら、ネットでも購入可能でした。
↓ ↓
面倒だな・・・って方には良いかも。
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