以前、海苔の作り方を調べていて、様々な海苔の種類があるというのを知ったんですが。
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私たちに馴染み深いのって、やっぱり海苔の佃煮と板海苔じゃないですか?
そんな両者の栄養ってどう違うのでしょうか?
一日に食べて良い量はどのくらいなんでしょうか?
比較するような形で調べてみましたよ。
海苔の佃煮と板海苔、栄養に違いはある?
海苔の佃煮と板海苔、同じ海苔ですが栄養に違いはあるのでしょうか?
海苔の佃煮は、海苔を煮詰めたものなので、栄養もたっぷり摂れるとも聞きますけど、どうなんでしょうか。
確かに、そう言われると少ない量でたくさん栄養が摂れるのかもって気がしますよね。
しかし、実際に調べてみると板海苔と海苔の佃煮では、佃煮の方が全般的に栄養が少なくなっている事が分かります。
佃煮にする際に、醤油や砂糖を使用するので糖分や塩分、水分については佃煮の方が多いですが、それ以外はほとんど減少しているんですよね。
他の成分が減少している理由としては、熱に弱い成分が調理によって失われることが1つ。
そして、調味料・水分を加えて佃煮を作るので、原料の海苔の量が少ないことも1つ理由として挙げられます。
ココをチェック!
・海苔の佃煮は、板海苔と比べると糖分・塩分・水分が多く、それ以外の成分は減少しているものがほとんどである。
海苔の佃煮の方が、少しの量で栄養がたくさん摂れると思いきや、そうではなかったんですね・・残念。
海苔の佃煮と板海苔、一日の摂取量はどのくらい?
さて、そんな海苔の佃煮と板海苔、1日にどのくらい食べても良いのでしょうか?
海苔の食べて良い量と言えば、以前食べ過ぎるとどうなるのかの記事で触れました。
関連記事⇒ 海苔は栄養たっぷり!でも食べ過ぎると体に悪いってホント?
海苔は、食べ過ぎるとヨード(ヨウ素)を摂り過ぎてしまうのに気をつけないといけない、と言うことでしたね。
板海苔の一日の摂取量
板海苔(ほしのり)の1枚(3g)のヨードの量は、およそ0.04mgほど。
ヨードの1日の摂取上限は、3.0mgと言うことでしたので、板海苔だけ食べるなら75枚まで食べられますね。
ま、そんなに食べる方はいないと思いますけど(笑)
海苔は、食物繊維が豊富で、消化があまりよくない食べ物だと言われているので、ほどほどにしましょうね。
海苔の佃煮の一日の摂取量
さてもう一方の、海苔の佃煮はどのくらい食べても良いのでしょうか?
同じ海苔なので、ヨードの量も気になるんですが、それよりも気にしたいのは塩分量と糖質量です。
そう、海苔の佃煮は、板海苔と比べると糖分・塩分が多いんでしたよね。
海苔の佃煮の糖質量は、以前記事にさせていただきましたので、そちらに詳しく書いていますが。
関連記事⇒ 海苔の佃煮はどうやって作られている?糖質が多いって本当?
海苔の佃煮は、商品や作り方にもよりますが、一般的には100g中におよそ17gの糖質が含まれていると言われています。
100gを一気に摂ることはないと思いますが、糖質が多めだということは覚えておいた方が良さそう。
そして、ご飯のお供に食べる事が多いので、ご飯の食べすぎにも注意が必要ですね。
また、塩分量を見ると、100gで約6g(食塩相当量)ほどもあります。
大さじ一杯(約15g)食べれば、塩分量は約0.9gになります。
少ないように感じるかもしれませんが、これは注意が必要な量。
1日の塩分摂取は、男性が8g・女性が7g未満が望ましいと言われているので、海苔の佃煮だけで10分の1以上摂ってしまう計算になりますよね。
そう考えると、海苔の佃煮は多くても1日に大さじ1杯くらいまでにしておいた方が良さそうですね。
ココをチェック!
・板海苔は、ある程度の量食べてもヨード量は大丈夫
・ただし、食物繊維豊富で消化に良くないので、食べすぎは禁物
・海苔の佃煮は塩分・糖質の量に注意して食べるとよい
・海苔の佃煮は、1日に大さじ1杯くらいまで
☆海苔が消化できるのは日本人だけ、という報告も!
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