よく、間違える野菜として名前が挙がる、ほうれん草と小松菜。
我が家でも両方育てていますけど、さすがに育てていると見間違う事はありません。
ただ、じっくり両方を比べてみた事がない人だと、ホウレン草を「小松菜だよ」と言って渡しても、食べるまで気付かないかもしれませんね。
さすがに食べると味の違いで分かると思いますけど・・。
そんな、食べてみないとコマツナなのかホウレンソウなのか見分けが付かない!と困った時に、ご一読くださいね。
小松菜とほうれん草の見分け方のポイント、ご紹介します。
小松菜とほうれん草の見分け方
では、早速本題に入っていきましょう。
ほうれん草と小松菜を見分けるには、どこを見たら良いのでしょうか。
ポイントは2つあります。
根元の色をチェック
まず、一つ目は根元の色です。
これが一番はっきりしていて、見分けやすいポイントだと思います。
根元の色が、
通常の緑色のものが、小松菜
赤っぽく色づいているものが、ほうれん草
と言うのも、ほうれん草の根元の部分には、赤色の色素成分で抗酸化作用のある物質が含まれているんですって。
最近では赤みの少ない品種もありますが、基本的には根の赤くなるものは小松菜ではなくほうれん草だと覚えておくと良いですね。
葉っぱの形をチェック
次にチェックするのが、葉っぱの形です。
葉っぱの形が尖っているかどうかを見ます。
葉っぱの形が、
丸みを帯びているのが、小松菜
尖っているものが、ほうれん草
こちらも最近は様々な品種があって、ほうれん草でも葉っぱがそんなに尖っていない物もあるので見極めが難しいですが、基本的には尖っていてギザギザした感じの物がほうれん草だと覚えておくと良いでしょう。
まとめると、
ほうれん草と小松菜の見極めポイントは2つ。
1.根元の色で判断する。根の赤い方がホウレンソウ
2.葉っぱの形で判断する。葉が尖っている方がホウレンソウ
ちなみに最近流行のサラダ系のほうれん草の葉っぱですが、ほうれん草だけど、葉に丸みがあって、味もクセが少ないです。
・・こういうのがあるので、最近は見極めがホント難しいですよね(汗)
栄養にはどんな違いがあるの?
さて見た目の違いは、上記の通りの見極め方で判別できるとして、ここからはちょっとした豆知識。
ほうれん草と小松菜には、栄養的にはどんな違いがあるのでしょうか。
それぞれの特徴をチェックしてみましたよ。
ほうれん草にはシュウ酸が多い
まず、ほうれん草です。
ほうれん草には、えぐみの元にもなっているシュウ酸が豊富に含まれています。
シュウ酸って、何?身体に良いの?って気になりますよね。
酸って名前が付いているし、身体に良くなさそう・・。
実は、シュウ酸は結石の原因にもなる物質で、カルシウムの吸収を妨げるとも言われているので、身体に悪いイメージはあながち間違ってもいないんですよね・・。
でも、ほうれん草のシュウ酸は、水に溶ける性質があります。
茹でて食べる場合には、そんなに心配する量でもないとも言われているので、安心して食べても大丈夫。
ちなみに、昔は鉄分が多くて貧血にも良いというイメージだったほうれん草ですが、実は鉄分の含有量は小松菜の方が高かったりします。
関連記事⇒ 貧血にも!小松菜(コマツナ)の栄養はホウレン草を上回るのか?
栄養では小松菜に軍配が上がりそうですね・・。
でも、ほうれん草にもβカロテンなどの抗酸化作用のある栄養素が数種類含まれているので、栄養価の多い旬の時期である冬には、ほうれん草オススメですよ。
コマツナはカルシウムが多い
次に、小松菜です。
小松菜の栄養の特徴というと、カルシウムが多い事が挙げられます。
イライラする人にカルシウム・・とかよく言われますけど、カルシウムは骨を丈夫にする以外にも体の中で様々な用途に使用されています。
神経の働きへの関与もその1つなので、不足すると神経が過敏な状態になり、イライラしやすくなると考えられているんですって。
イライラしている人にそっと小松菜を差し出す・・気付かれない内にイライラを解消できて良いかも知れませんね!
どちらも私達に身近なお野菜の小松菜とほうれん草、これからもたっぷり食べていきたいですねっ。
この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
栄養や効果・効能を知って、今よりさらに野菜を美味しく食べましょう!
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