私の実家では、ずっと鶏を30羽ほど飼っていました。
もちろん、卵を採るのが目的で飼育していたんですけど・・。
実家から離れ、スーパーで卵を購入するようになってすごく気になったのが、卵の殻が薄いことでした。
どうしてスーパーの卵は、殻が薄くて柔らかいの?
もしかして、栄養が少ないんじゃないの?
気になったので、卵の殻の硬さと栄養について調べてみました。
卵の殻が薄いのは栄養不足のせい?
卵の殻が薄かったり柔らかかったりするのはどうしてなのでしょうか。
私は栄養不足を一番心配しちゃうんですけど、栄養が少なくて殻が薄くなる可能性はあるのでしょうか。
調べてみると、卵の殻が薄い理由に栄養不足を挙げているような話はほとんどありませんでした。
ただ、気になったのは、卵の殻はカルシウムで出来ており、親となる鶏の飼料によっても硬さが異なってくると言う点です。
つまり、鶏のエサにカルシウムが少ないと殻が柔らかくなったり・薄くなってしまう事があるというのです。
これって、栄養不足で卵の殻が薄くなっていると言えなくもないですよね。
そう聞くと勘違いしてしまいそうなんですけど、殻が薄い卵は栄養の少ないエサで育った鶏が産んだ卵で、卵の栄養も少ないと思ってしまいますけど、それは違うんですって。
殻って結局、中身の大事な部分を守る為にあるんですよね。
卵の殻の部分は、卵が鶏の体内で作られる際に一番最後に形成されるそう。
つまり、中の黄身や白身の部分ができてから、殻が出来るという事。
ですので、もちろん栄養に違いは全く無いとは言えないですが、殻の固さは卵の中身の栄養にそこまで大きく影響していないと考えられているんですって。
ポイント
・卵の殻が薄いのは、親鳥のカルシウム不足の可能性がある
・殻の固さは、卵の中身の栄養にさほど影響しないと考えられている
卵の殻が薄くなる原因とは
前項で、卵の殻が薄くなる理由に、親鳥のエサのカルシウム不足を1つ挙げました。
でも実は、卵の殻が薄くなる原因は、カルシウム不足だけではないんですって。
卵の殻が薄くなる原因には、どんなものがあるのでしょうか。
飼料
まず、前項でも挙げたエサが原因の場合ですね。
鶏のエサに、カルシウムが不足していると殻が薄くなると言われています。
実家で鶏を飼っていた時も、炭酸カルシウム(貝殻)をエサと一緒にあげていたのでちょっと納得。
気温・季節
意外なんですが、気温によっても卵の殻の固さが変わるそう。
というのも、人間でもそうですが、鶏も夏の暑い時期には水を飲む量が増え、エサを食べる量が減ってしまいます。
当然、カルシウムの摂取量も減ってしまい、殻が薄くなる可能性があるんですって。
親鶏の年齢
卵の殻の薄さは、親鶏の年齢にも左右されると言われています。
親鳥が若く、卵を産んだ回数も少ない場合、卵自体が小さくて殻も固いものが産まれやすい傾向にあるんですって。
逆に、卵を産み始めて何年も経っている鶏だと、大きいサイズで殻の薄い卵を産みやすいんだとか。
これは知らなかったなぁ。
飼育していた経験則からして、親鶏の年齢が高くなると産む回数が少なくなるな~というのはあったんですけど、殻の固さも変わっていたとは・・。
卵の殻が薄いものと硬いもの、どちらが良いの?
調べてみて、卵の殻が薄くても、卵自体の栄養にはさほど問題ない事が分かりましたね。
個人的には、やっぱり慣れている硬い殻の卵が良いな~と思ってしまいますけど。
それに、栄養にはそんなに違いが無いそうですが、殻の薄い卵は外界との隔たりが薄いとも考えられるので、殻の分厚い卵と比べるとやや傷みやすく、賞味期限が短くなる可能性があるとも言われているんですよ。
だとすると、殻の固い卵の方が良いなぁって気がしませんか。
私は、断然固い卵の方がうっかり割ってしまう事も無いし、安心なんですけど、最後に1つ薄い殻の卵のメリットを挙げておきますね。
卵の殻が薄い方が、卵の中に入っている炭酸ガスが早く抜けると言われており、炭酸ガスの少ない卵の方がゆで卵にした時に、殻がつるんと剥けやすいんだそうです。
なので、殻が薄い卵はゆで卵にピッタリなんですって。
後は個人の好みですが、殻の薄い卵を買ったとしても栄養不足を心配する必要が無いのが分かっただけでも安心しましたっ。
卵の殻が薄くなりがちな夏に、ゆで卵をちょっとオシャレにアレンジして朝食・・良いですねっ。
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