秋の味覚のぎんなん。
ぎんなんは、食べ過ぎると中毒症状を起こすことも有名ですよね。
万が一、中毒になったときはどうしたらいいのでしょうか?
中毒の症状などの詳細と共に、具合が悪くなった時の対処法について調べてみました。
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ぎんなん中毒とは-原因と症状
ギンナンには、メチルピリドキシンというビタミンB6を欠乏させるアンチビタミン物質が微量に含まれています。
ビタミンB6には美肌のイメージがあるかもしれませんが、体内ではアミノ酸の代謝の促進と、神経伝達に関わっています。
つまり、ビタミンB6が欠乏することで、神経伝達に害が及び、中枢神経が異常を起こしてしまうのが、ぎんなん中毒です。
メチルピリドキシンは、熱に強く、煮ても焼いても消失しないので、調理すれば危険性がなくなるわけではありませんので注意しましょう。
銀杏中毒の症状は、嘔吐や腹痛、下痢などの他、痙攣や呼吸困難、意識の混濁などがあり、重症化すると死に至ることも。
中毒に至るボーダーラインは人それぞれで、お医者さんの中でも意見が分かれるようですが、特に身体の小さいお子さんには注意が必要です。
10歳未満の子どもは、5粒程度で中毒になる例も報告されているそうです。
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具合が悪くなったら、まずは病院へ!
中毒症状が現れる時間は、食べた後1~12時間とバラつきがあります。
もしぎんなんを食べて、数時間以内に腹痛や下痢、めまい、嘔吐や痙攣などの症状が起こったら、ぎんなんによる中毒を疑った方が良さそうです。
万が一、ぎんなん中毒が疑われた時には、勝手に判断せず、すぐに病院へ行きましょう。
痙攣を起こしてしまう恐れもあるので、吐かせてもダメだそうです。
病院へ行ったら、ぎんなんを食べたことや、その他気になることを冷静に報告してくださいね。
もし、ぎんなん中毒だったならば、病院でビタミンB6製剤を投与されると思われます。
今でも年に数件発生する
栄養が不足していた昭和30年代までは、ぎんなん中毒になる方も多かったようです。
が、現代では、栄養に恵まれているためビタミンB6が不足している方はほとんどおらず、それに伴い中毒の件数も減って、今は年に数件だそうです。
それでも、先ほども書きました通り、10歳未満の子どもが発症の70%を占めているとのことで、特に5歳未満のお子様はリスクが高く、ぎんなんを食べさせることを避けた方が良いようです。
また、大人の方でも「薬物治療を受けていて、ビタミンB6欠乏症を引き起こす可能性があると指摘されている方」も、残念ですがぎんなんを食べることはやめておいた方が良さそうです。
ぎんなん中毒の予防には、食べ過ぎないのが一番です。
気づいたら食べ過ぎていた・・という事態を避けるためにも、入手する際に必要以上に買ったり採ったりしないようにするのも良いですね。
ぎんなんは、食べすぎに注意して楽しみましょう。
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