秋には沢山美味しいものがありますよね。
まさに、食欲の秋。
中でも好きなものが、銀杏(ぎんなん)です。
ところで、ぎんなんは秋になるとよく銀杏(いちょう)の木の下に落ちているイメージですが、正確には、いつ頃が旬なんでしょうか。
気になったので、銀杏の時期はいつなのか?旬と栄養について調べてみました。
ぎんなんの時期・旬はいつ?
ぎんなんの主な生産地は、農林水産省のホームページによると、愛知県(238トン)が1位となっており、全体の3割の出荷量を占めています。
その後、大分県(155トン)、福岡県(95トン)と続きます。
ぎんなんは、関東では9月頃から採ることができ、ピークの収穫時期は11月半ばです。
風が強い日の次の日などは、よく落ちているので沢山拾うことができますよね。
イチョウの木の紅葉が始まるのが、11月中旬から下旬で、その後は落葉となるのでそのころにはもう実はないと言うことになります。
と、いうことで、ぎんなんの時期・旬は、9~12月頃でした!
あ、ぎんなん拾いに行かれる際は、しっかり対策していきましょうね!
何の対策かって、匂いとかぶれ対策です。
ぎんなんは、イチョウの木になる種子で、固い殻に覆われています。
食べることができるのは、中のラグビー型をした部分で、熟すると緑色になり、熱を通すと黄色くなります。
硬い殻の外は、果肉状の実のようなものが覆っていますが、この部分も種の一部。
この果肉状の部分は、かなり強い臭いを発しますし、強アルカリ性でさわるとかぶれますので、注意してください。
ギンナン拾いに行かれる方は、手袋などはめて、終わった後はしっかり手を洗いましょう。
拾ったギンナンは、2重にしたビニール袋に入れるなど臭い対策も忘れずに。
ぎんなんの栄養
ちょうど今、ぎんなんの時期にさしかかっておりますので、ぎんなんの栄養についておさらいしておきましょう!
ぎんなんは、でんぷんを豊富に含んでいるため、もちもちとした食感です。
存在感が強いので、料理に一つ入っているだけでも、グンと味に奥行きが出ますよね。
カロテン、ビタミンB1・Cなども豊富に含まれており、栄養満点です。
また、骨を作るのに欠かせないミネラルも沢山含んでいます。
ぎんなんは、古くから民間療法として、薬の代わりとして使用されてきました。
栄養満点のため、強壮薬としてはもちろん、痰や咳の改善・夜尿症に効果があると言われています。
ぎんなんに含まれる青酸配糖体には、肺を潤し、咳やたんを静める働きがあるんですって。
また、夜尿症に関しては、ぎんなんに含まれるカリウムが、細胞の水分を保持し、調節する為ではないかと言われていますが、この仕組みについては、はっきりとは解明されていないそうです。
そんな栄養満点のぎんなんですが、食べ過ぎには気をつけなければなりません。
ぎんなんには、ギンコトキシンと言う中毒物質が含まれているため、食べ過ぎると中毒症状が出ます。
具体的な中毒症状は、腹痛、嘔吐、下痢などです。
ひどい場合は痙攣、呼吸困難、意識不明などを引き起こし、死に至る可能性もあります。
中毒患者の8割以上が、子供だという報告がありますので、食べさせる時には、特に注意が必要ですね。
関連記事1⇒ 癖になる味!ぎんなんは食べ過ぎに注意。何個までOK?
関連記事2⇒ 銀杏の食べ過ぎで中毒症状が現れた時の対処法は?
私のオススメの食べ方
最後にオススメの食べ方を、ご紹介します。
- ぎんなんのオススメの食べ方
1、殻に少しひびを入れて、フライパンで炒る。
2、殻をはずす。
3、塩をつけて食べる
簡単で、味もシンプルですが、飽きずにいくらでも食べられます。
でも中毒になるとダメなので、量に注意してくださいね!
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