大人の趣味としても人気が高まっている「塗り絵」。
高齢者の介護の現場でも、娯楽のみならず、認知症の進行を遅らせる効果を期待できるとして導入されているそうです。
塗り絵で楽しく認知症を予防できるというのが本当なら、趣味として始めてみるのも良いですよね!
具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?
認知症は脳への血流量低下が原因のひとつ
認知症の原因は、まだ不明なことも多いのですが、脳への血流量が低下していることが原因の一つだそうです。
脳は身体の中でも多くのエネルギーを消費する場所なので、たくさんの酸素と栄養が必要です。
それらを運ぶ役割が血液なのですが、加齢や血管の障害等を原因に、脳まで届く血液の量が減っていき、認知症に繋がるのですね。
認知症を予防するには、
・普段からの食生活を気を付けること
・他人とコミュニケーションを取ること
・脳を活性化させる脳トレ
などが一般的に知られています。
塗り絵は、脳トレのひとつとして一人で手軽に始められるため、人気となっています。
塗り絵と脳の関係は?
塗り絵は、過去の研究から脳全体を働かせることが判っています。
どんな絵なのかを認識するために後頭葉を、
過去の経験ではどんな色だったか思い出すために側頭葉を、
構図を覚えるために頭頂葉を働かせる必要があるんですって。
そして、それらの情報は前頭葉に送られ、どう塗るかを計画し実際に手を動かすのです。
塗り絵って、単純なようで思ったよりも複雑に脳を働かせているんですね。
更に、塗り絵をした後は、リラックスして集中している状態であることを示すα波が出ることが判明しています。
α波は、緊張している状態であるβ波に対し、脳内の血流量が30%増やすそうですよ。
つまり、塗り絵は脳を活性化させ、血流量を増やす効果が期待できるのです。
これが、塗り絵が認知症の予防に効果があると言われる所以なんですね。
大人の塗り絵、やってみよう
大人の塗り絵の魅力は、その緻密なイラストと、大人だから出来る細かなニュアンスを表現することです。
海外の塗り絵の動画ですが、完成図を見ると難しく感じるかもしれませんが、ひとつずつプロセスを見ていると「私にもできる!」と思いませんか?
スゴイですね。
こんなふうに、余白の部分を模様のように塗るなんて、素敵な発想ですv
わたしもやってみたいと思い、ウン十年ぶりに塗り絵をしました。
塗るイラストを選ぶところから心がときめき、塗り始めてからは何色で塗ろうか考えたり、はみ出さないように心がけての作業は思った以上に集中でき、気付けばすぐに1時間が経っていました。
終わった後は疲労感どころか頭がスッキリしていましたよ。
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書店ではコーナーが出来るほど大人の塗り絵の本が充実していますし、ネット上でも無料でダウンロードできる塗り絵のイラストも沢山あります。
久しぶりに色鉛筆を握って、チャレンジしてみては如何でしょうか?
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