湯豆腐のだし汁は捨てない!昆布だしの栄養たっぷり活用

今年は暖冬かなと思っていたら、最近しっかりと寒くなってきましたね。

寒くなってくると、温かいものが食べたくなります。

 

皆さんは、湯豆腐お好きですか?

 

私は、子供の頃はピンとこなかったですが、最近になってヘルシーな湯豆腐にはまっていますよ!

 

しっかりと昆布で出汁をとって、豆腐と野菜をたっぷり入れて食べます。

 

 

ところで、湯豆腐の具を食べた後のだし汁ってどうしていますか?

せっかく良いダシが出ているのに、そのまま捨ててしまうのはもったいないですよね。

 

また、ダシをとった後の昆布にも、栄養は残っているそうなので、栄養や活用方法などについて調べてみました。

 

 

 

湯豆腐の昆布だしには栄養たっぷり

 

何となく昆布でとった出汁には、栄養がたくさんありそうとは思っていても、実のところよく知らないですよね。

 

昆布だしの素でもある昆布は、低カロリー・高ミネラルの食材。

 

昆布のダシには、そんな昆布の栄養がたっぷり溶け出しているんですって。

 

 

・グルタミン酸

言わずと知れた、昆布から出る旨み成分のグルタミン酸

 

グルタミン酸には、脳や神経の働きを高め、尿の排泄を促す効果があります。

 

また、脳の興奮を抑えるGABAを生成する働きもあり、リラックス効果が期待できます。

 

 

さらに、旨み成分には消化を促進する働きがあることも分かっているんですよ。

 

 

・ヨード(ヨウ素)

あまり栄養素としては聞きなれない、ヨード。

 

しかし、甲状腺ホルモンの成分となるミネラルで、摂り過ぎても欠乏しても甲状腺腫に。

 

甲状腺ホルモンは、成長や代謝に関与するホルモンなので、肌や髪の美容・代謝向上による脂肪燃焼などに欠かせない栄養素です。

美髪

 

・カリウム

ナトリウムとともに体内の水分保持の調整役として働くカリウム。

 

高血圧予防に効果の認められる栄養素ですが、煮ると溶け出してしまう性質を持っています。

 

 

・マグネシウム

カルシウムなどのミネラルとともに骨を形成する重要な栄養素のマグネシウム。

 

300種類以上の酵素の働きをサポートすることも知られており、神経の興奮を抑えたり、血圧を下げる働きもあります。

 

 

・食物繊維

特に、水溶性食物繊維の1種であるフコイダンがダシにたぷり溶け出します。

 

フコイダンは、まだまだその健康効果については研究段階ですが、免疫細胞の集まる腸内の環境を整える作用はもちろんのこと、昆布の種類によっては、NK細胞を活性化させる事が確認されています。

 

 

チェックNK細胞(ナチュラルキラー細胞)とは・・

 

体内にウイルスなどが侵入したり、異常な細胞が発生した時に真っ先に攻撃を開始してくれる、自己免疫機能の重要な役割を果たしてくれる細胞のこと。

 

 

免疫

 

たくさんの重要な昆布の栄養素がお出汁に溶け出しているんですね~。

 

さらに、湯豆腐の為にお鍋に入れた食材からも、水溶性の栄養素はお出汁に溶け出しています。

 

旨みや栄養を捨ててしまわないように、だし汁は活用したいですね。

 

 

湯豆腐の残り活用法は?

 

さて、そんな湯豆腐のだし汁活用方法ですが、思いつく限りでは以下のようなものが上げられます。

 

 

湯豆腐のだし汁活用方法の例

 

・具と味噌を入れてお味噌汁にする
・うどんのスープにする
・魚のあらを入れてあら汁にする
・ご飯と卵を入れて雑炊にする
・キノコ、ネギを足して片栗粉でとろみをつけてスープにする

 

どんな活用法も湯豆腐のだし汁を余す所なく食べる、という所がポイントですね!

 

 

ここまで、だし汁のお話でしたが、実はダシをとった後の昆布にも、水に溶けない栄養成分がたっぷり残っているって知っていましたか?

 

高血圧を予防して、血中コレステロール値を下げる働きがあるアルギン酸も、95%以上が溶け出さずに昆布に残っていると言われています。

 

アルギン酸は食物繊維の1種で、腸内環境を整えて、便秘の解消や肌荒れの改善にも役立ちます。

 

昆布ダシ

 

 

だしをとった後の昆布(だし殻昆布)の活用例

 

そんな、ダシ殻昆布の食べ方も色々とありますので、書いておきますね。

 

そのまますぐに料理に使うなら、酢で引き締めてから使うと歯ごたえがしっかりして美味しいですよ。

 

すぐに調理ができない場合は、3cm角に切っておき、ラップで包んで冷凍しておきましょう。

量がたまってきたら、まとめて料理することができます。

 

ぜひ、捨てずに活用してくださいね!

 

 

だし殻昆布でもできる、昆布料理の一例をいくつか載せておきますねっ。

 

・昆布と大豆の煮もの
1、大豆1カップを前日から水につけておく。
2、圧力鍋に、水で戻した大豆・水1カップ・しょうゆ大さじ2杯、昆布を入れます。
3、おもりが触れたら1分で完成 (圧力鍋の種類によっては3~5分程度の場合も)

 

 

・美味しいカルシウムふりかけ
1、昆布はハサミで小さく切って天日で干すか、レンジでカラカラに乾燥させます。
2、フードプロセッサに、昆布、青のり、ゴマ、塩、干しエビなどを入れて細かくします。
※大人向けには七味唐辛子をお好みで入れてもOKです。

とてもカルシウムたっぷりなので、お子さんにもオススメ☆

 

 

・昆布チップス
1、昆布を適当な大きさに切って、みりんを塗り白ごまを振ります。
2、レンジでぱりっとするまで加熱します。
3、お好みで塩を振って食べてください。

 

 

湯豆腐は、ヘルシーでも栄養たっぷりなのはもちろん、その後のだし汁や昆布も利用できて一石二鳥ですね!

 

 

最後に、湯豆腐の作り方動画を載せておきますねっ。

↓    ↓

 

☆湯豆腐のカロリーが気になる方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。

↓   ↓

湯豆腐のカロリーは?ダイエットに失敗しない為の注意点

 

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食べ物に関する豆知識や保存の方法など、知っておくと絶対役に立つ&自慢できる?記事はこちらにまとめています、是非御覧ください

 

caret-square-o-right 知って得する!食べ物に関する豆知識や保存方法について

 

 



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