納豆が体に良い食べ物だということは今や周知の事実。
特に、動脈硬化、心筋梗塞、骨粗鬆症など、現代の成人病予防に特に効く食品として有名ですね。
そんな体に良い納豆、どのくらい食べればよいのでしょうか?
どんな食べ物でも食べすぎは良くないですよね。
納豆を食べ過ぎるとどうなるのか?副作用はあるのか?など調べましたよ。
納豆のいいところ
最初に、納豆の良いところを簡単に整理します。
納豆の原料は、言わずと知れた大豆です。
お肉に匹敵するといわれるほど、必須アミノ酸を含んだ良質のタンパク質を持つ大豆。
この良さを損ねることなく、発酵させることによって、さらにパワーアップした納豆は、次のような効果が期待できます。
1.血栓の予防
2.コレステロール値の改善
3.女性ホルモン低下による症状(更年期障害、骨密度の低下など)を軽減
4.便秘の解消
などなど、簡単に挙げるだけでもすごいパワーを持っていますね。
納豆の成分で最も注目されるものは、ナットウキナーゼ。
これはネバネバ部分にある酵素のことで、血栓を溶かして血液をサラサラにしてくれます。
ちなみに、ナットウキナーゼの効果を期待するのなら、夕食に納豆を食べるのがおすすめですよ。
なぜなら、血栓は夜から朝方にかけてできやすいからです。
夕食に納豆を食べて、寝ている間に血液サラサラ。
これが動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの予防に効果的なのです。
☆血液サラサラ効果以外にも、納豆を夜食べるメリットは大!詳しくはこちらの記事でどうぞv
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納豆の適量と怖い副作用とは
それでは、納豆は1日どのくらい食べるのが適量なのでしょうか?
一般的には、1日1パック(50g)程度と言われています。
血液サラサラになるのなら、毎食でも食べたい、と思う人も多いでしょうが、実はあまりに食べ過ぎると逆効果、副作用を引き起こすことになってしまうのです。
副作用の理由は、主に2つ。
1、大豆イソフラボンの過剰摂取
これは、納豆に限らず大豆製品すべてに当てはまるもの。
大豆製品には、大豆イソフラボンが多く含まれます。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンのなかのエストロゲンに似た役割をします。
この為、更年期障害の予防・改善に役立つとされていますが、摂取しすぎると女性ホルモンのバランスが崩れ、生理不順などの症状が出てしまうのです。
大豆イソフラボンの摂取については、1日の摂取上限が食品安全委員会から示されています。
それによると、1日あたりの摂取は70〜75ミリグラム。
納豆の1パックあたりの大豆イソフラボン含有量は、約37ミリグラムなので、納豆で換算すると1日の上限は、約2パックですね。
2、セレンの過剰摂取
セレンはミネラルの1種で、過酸化脂質を分解して細胞の老化を防ぐ働きをしてくれます。
しかし、過剰摂取すると脱毛、爪の変形、下痢、嘔吐、頭痛、しびれなどの副作用を引き起こします。
納豆1パック(50g)あたりに含まれるセレンは、およそ117マイクログラム。
セレンの1日の摂取基準が、250マイクログラムなので大人で2パックが上限になりますね。
大豆イソフラボン、セレンどちらの摂取上限を考えてみても、1日の上限は50gの納豆を2パック程度にすることが、最適量と言えるでしょう。
まとめ
・納豆の適量は、1日2パックが上限。
・食べ過ぎると、副作用が起こる可能性もある。
1、大豆イソフラボンの過剰摂取により、女性ホルモンのバランスが崩れる
2、セレンの過剰摂取による、脱毛・爪の変形・下痢・嘔吐・頭痛・しびれなどの症状
納豆が体に良いのは変わりません。
適量を守って食べて健康になりましょうね。
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