なかなかお目にかからない、山菜のうど(独活)
皆さんは食べた事がありますか?
実家で1度ウドを栽培してた事があるんですが、気付いたら大きくなって食べれなくなってしまいましたよ・・。
そもそも、ウドは体に良いって聞きつけた母が種を蒔いたみたいですが、結局、少ししか食べれなかった記憶があります。
今回は、ウドの旬や栄養・効能、美味しい食べ方まで徹底解説しちゃいます!
うどの旬や豆知識
まず、うどについて。
うどは、漢字だと「独活」と書きます。
最近はあまり聞きませんが、「ウドの大木」なんて言葉もあって、大きいのに役に立たない、と言う意味で使われます。
うどは、2~3メートルほどに成長する植物なんですが、大きくなると食用としても材木としても使えない、と言うところからきているそうですよ。
実際は、2~3メートルになっても、若い葉っぱやつぼみは食べれるらしいですけどね。
うちで育ててたウドも2メートルくらいの高さに成長してましたが、「木」と言うよりは草が大きくなったような感じでしたね。
葉もよく生い茂って、見通しが悪くなったので伐採されていました・・。
あの状態でも、若葉は食べれたんですね!意外です。
さて、そんなうどの旬は、3~5月頃まで。
これは山菜として食べる旬の時期ですね。
若い葉っぱやつぼみなら夏頃まで楽しめます。
味は、春の山菜らしく少し独特の苦味があります。
そして、茎の部分はシャキシャキとした食感。大根に近い食感なんて言われていますね。
うどの特徴は、なんといっても独特の匂いです。
天然物と栽培物では、全然匂いが違うらしいですがセロリに似ているなんて話も聞きますね。
形容が難しくって「うどの匂い」としか、私は言い表せないんですが、爽やかな香りに感じました。
うどの栄養と効能
うどの豆知識が分かったところで、ウドの栄養と効能についてです。
うどは、90%以上が水分。とても低カロリーな山菜です。
食物繊維なども含まれており、最近ではダイエット食として話題にもなりつつありますね。
カリウムが豊富
カリウムは、体内の不要なナトリウムを体外に排泄する働きを持っています。
その為、高血圧やむくみの予防・改善に役立つ成分です。
ウドは、昔から神経痛や関節リウマチの薬として用いられてきました。
それは、カリウムによって関節に溜まった水分の代謝をよくし、痛みを緩和する効能があるからだと言われています。
精油成分がたっぷり
独特の香りから分かるように、うどには香り成分であるリモネンなどの精油成分が豊富です。
リモネンは、柑橘類の皮に多く含まれる香り成分としても有名ですね。
リモネンには、がん細胞の働きを抑制する働きがある事が分かっています。
うどには、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸も含まれており、クロロゲン酸にも抗酸化力が認められていることから、がんの予防効果が期待できます。
アスパラギン酸
うどには、アスパラギン酸も多く含まれています。
アスパラギン酸は、疲労回復や滋養強壮、新陳代謝を高める働きがあります。
また、アンモニアを体外に排泄する働きを持っており、アンモニアが循環器系に入って毒に変わるのを防ぐ働きがあります。
うどの美味しい食べ方
最後に、うどの美味しい食べ方を簡単にご紹介。
アクが強いため、下処理を行ってください。
下処理・・・・茹でるか、水にさらすかです。
水にさらす場合は、酢水にすると色がきれいに仕上がります。
つける時間はだいたい5分ほど。(天然物だと多めに浸けた方が良いです)
茹でる場合は、塩茹でですね。
うどといえば、酢味噌和えが思い浮かぶ人が多いようですが、皮のきんぴらもおいしいです。
私は、天ぷらが好きですけどね。
天ぷらなら下処理せずにいけますし、簡単でオススメですよ~。
春は、ウドなどの春の山菜で旬を感じるような、素敵な生活を送りたいですね!
注意点
ウドには、アレルギーがありますので、喉がイガイガするなど違和感を感じた場合は、注意してくださいね!
ウドの珍しい洋風レシピを最後にご紹介
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この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
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