唐突ですが、貧血は鉄が不足して起こる、ってよく聞きませんか?
以前働いていた職場の同僚で、貧血気味の女性がいましたけど、貧血って特に女性に多いイメージだし、レバーとかプルーンで鉄を補ってるって話を彼女からよく聞きました。
でも、実は貧血って鉄欠乏だけが原因で起こるものじゃないんですって!
特に男性の貧血には、別の病気が潜んでいる可能性が高い・・ということで、今回は貧血の原因について詳しく見ていきましょう。
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貧血の原因とは?
先ほど、貧血は女性がなりやすいイメージだと書きましたけど、実際どうなんでしょうか?
女性は、5人に1人が貧血の患者と言われるほど多いそうで、その原因も殆どの人が、鉄欠乏症貧血なんだそうです。
やはり、女性は貧血になることが多いんですね。
しかし、実は男性でも貧血になる人は、少なくありません。
男性の場合は、鉄欠乏症貧血が原因のことは少なく、より重い病気が原因のことが多々あるので、注意が必要です。
では、気になる貧血の原因について、3つに分けて見ていきます。
◎鉄不足による貧血
これが、私たちが最初にイメージする貧血だと思います。鉄欠乏症貧血と呼ばれ、体内の鉄分が不足することによって起こる貧血ですね。
鉄欠乏症貧血は、月経のある女性に起こりやすいです。月経の出血により、赤血球に含まれる鉄分が体内から失われるためです。
◎病気が引き起こす貧血
貧血を引き起こす原因の一つには、消化器官のいずれかから、慢性的な出血が起こっている場合が考えられます。
出血を伴う消化器の病気で考えられるものには、大腸がん、大腸ポリープ、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、痔などがあります。
また、女性の場合は、子宮の病気による貧血も考えられます。
◎病気以外が原因の貧血
病気以外で貧血が起こることもあります。
食べ物をきちんと食べなかったり、外食やインスタント食品を摂取し過ぎたり、無理なダイエットなど生活習慣が乱れた場合です。
また、ストレスが原因のこともあるようです。
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貧血の症状と改善策
貧血の症状には、次のようなものがあります。
立ちくらみ、動悸や息切れ、顔が青白い、倦怠感、頭痛などです。そして、血便が出た場合には、出血性の病気による貧血の疑いがますます高くなります。
黒っぽい血が混じっている便の場合は、早い段階で血が混じっているということで、胃や十二指腸などからの出血が考えられます。
赤っぽい、あざやかな色の血が混じっていれば、大腸など肛門に近いところが出血している可能性が高いです。
ただ、自分で判断せずに、病院に行って検査してもらうのが一番ですね。
貧血の改善策としては、原因別に次のことに気をつけましょう。
☆鉄欠乏症貧血の場合
病院にかかれば、鉄剤を処方してもらえます。
決められたお薬をきちんと飲むことによって、症状は改善しますが、その後はやはり自分で食事に気をつけて鉄不足を解消する必要があります。
バランスの良い食事
食事などで鉄分を多めに摂ることを心がけると、良いでしょう。
魚・お肉・ほうれん草・ヒジキなどが、鉄分を多く含む食材としてよく知られていますよね。
☆病気が原因の貧血の場合
病気が原因の場合は、とにかく病気を治さない限り、貧血が改善されることはありません。
特に、男性の貧血の場合には、病気が原因の可能性が高いので、男性で貧血の症状が見られた場合は、甘く見ず、病院にかかるようにしましょう。
☆生活習慣の乱れによる貧血の場合
規則正しい生活に戻すことが一番です。
ストレスによる貧血にも、まずは生活習慣の乱れを正すことが大切ですね。
睡眠をよくとり、食事は一日三食を規則正しく食べて、偏食などには気をつけましょう。
無理なダイエットは避け、主食・主菜・副菜を組み合わせて、重要な栄養素をまんべんなく摂るようにしましょう。
女性に多い貧血ですが、男性がもし貧血になったら要注意!ってことですね。
それと、急に貧血の症状が起きたら、その場(安全な場所で)に座って安静にすると良いそうですよ。転倒しなように、早めに対処してくださいね。
お大事に!
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