秋といえばきのこ!
キノコの中でも、しいたけと同じくらい食卓に上がる頻度が高いのが、しめじではないでしょうか?
よく使うからいっぱい買って冷蔵庫へ・・・ってアレ、賞味期限がない?
実は、きのこ類は、賞味期限を表示しなくても良いと決まっているので、賞味期限が書いていない商品がほとんどです。
今回は、我が家でもよく使うしめじの賞味期限の目安や、見極めライン(見分け方)、栄養についても調べましたよ。
しめじ、いつまで美味しく食べられるの?
しめじの賞味期限の目安は、だいたい買ったままの状態なら一週間程度です。
ただ、この期間はあくまで目安で、適切に保存していなかった場合は、もっと早く傷んでしまう事があります。
使いかけのものを水気を拭いて、ラップやタッパーに入れた場合は、3~4日程度だと言われています。
使いかけのものはどうしても傷むのが早いため、使い切れないときは、冷凍や天日干しをお勧めします。
冷凍したり天日干しすれば、保存期間は劇的に延びます。
冷凍すれば、1~2か月程度。天日干しでカラカラになっているものは、何と一年が目安(!)と、かなりの長い期間食べる事ができます。
生のしめじを美味しく食べるためには、大量買いをせず早めに食べきるのがベストですね。
しめじの見極めライン!
次は、しめじの見極めラインについてです。
・こんな状態だったら要注意
・白いカビのようなものが生えている
・変なニオイがする
・変な味がする
・ぬるぬるしている
・変な汁が出て来た
下のほうの項目は、見ただけでも分かるくらいの、食べちゃダメゾーンですね。
1つ目の項目、「白いカビのようなもの」についてですが、カサの部分にフワフワとした綿状の白いものが生えている事があるそうです。
これは、気中菌糸(きちゅうきんし)と言われるもので、キノコの一部です。
食べるには問題がないと言われていますが、心配なら購入店に相談しましょう。
購入後、数日経ってから緑色のものが生えてたら、緑カビの可能性が高いです。この場合も、購入店に相談した方が良さそうですね。
では、新鮮なしめじの見分け方もご紹介します。
・カサの色が濃く、小ぶりなもの
・パックの中に水滴がないもの
・パックの中でばらばらになっているものではなく、一つにまとまっているもの
・軸が太くて短めのもの
・弾力があるもの
新鮮なしめじって、買う時に手に取った時点でプリッとした弾力があって、すぐ分かりますよね~。
しめじの栄養
次に、しめじの栄養について。
しめじには、ホンシメジというものもありますが、希少性が高くあまり市場に出回らないため、ここではおなじみのぶなしめじの栄養をご紹介します!
ぶなしめじは、ビタミンB群や食物繊維が豊富です。他にも、ビタミンD、カリウムなどが含まれています。
・ビタミンB群
ビタミンB群の中でも、ビタミンB1・B2、ナイアシンが豊富。
ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるサポートをしたり、神経の機能を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB2は、発育を促し、過酸化脂質を消去する働きがあります。
ナイアシンは、代謝に不可欠な物質です。
また、アルコールやアセトアルデヒドの分解も助けてくれるので、お酒を嗜む人には必須の栄養素ですね。
・食物繊維
整腸作用のある不溶性の食物繊維が豊富です。腸の病気や便秘の予防に働いてくれます。
・ビタミンD
ぶなしめじに含まれるビタミンDの量は、かなりのもの。ビタミンDには、カルシウムやリンの吸収を助ける働きがあるため、骨の健康維持に効果があります。
・カリウム
カリウムは、細胞内の酵素の働きをサポートし、あらゆる細胞が正常に活動する手助けをしてくれます。
また、ナトリウムが腎臓で再吸収されるのを妨げて体外に排泄させる働きがあることから、高血圧症の予防に効果があります。
正しい保存法とは
最後に、しめじを美味しく食べるために、正しい保存法をご紹介!
~冷蔵保存の場合~
きのこ類は、水気で傷みますので、洗わないようにして下さい。
水滴がついている場合は、こまめに拭きとりましょう。
すぐに調理する場合、固い石づき(根の部分)は、ついたまま保存します。
調理の都度、石づきから剥がすように使いましょう。
使いかけのものは、水気を拭き取り、ラップするかタッパーに入れて、冷蔵庫に入れましょう。
キッチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れる、というのもきのこ屋さんオススメの方法ですよ!
~冷凍保存の場合~
洗わずに、石づき(根の部分)をはずします。
小分けにして、ラップに包んでフリーザーバックに入れたり、タッパーに入れて、冷凍庫に入れます。
きのこは、冷凍することにより細胞が壊れ、そこから旨み成分が出てくると言われています。つまり、冷凍した方が美味しくなる、という事ですね。
ただ、冷凍して細胞が壊れた事により、解凍すると水気(ドリップ)がでてしまいます。
冷凍しめじを使う場合は、解凍せずに凍ったまま調理しましょう。
~乾燥して保存する場合~
もちろん、洗わずに、石づきを真横に切ります。
手で房を分けてばらばらにします。調理のとき、使えるサイズが良いですね。
干し野菜用のネットや網ザルなど、通気性の良いものに重ならないように並べます。
しめじは、他のキノコ類に比べて水分を多く含んでいるため、室内で干すと乾燥し切らない事があります。
ベランダなど屋外で干す事をお勧めします。
お天気が良い日に、太陽が当たる場所に置くのがベスト!
しめじは、年中手軽に手に入る、身近な食材です。
でも、手軽に手に入る身近な食材だからこそ、いつでも、美味しい期間内に食べたいものですね!
しめじも含む4種類のキノコの賞味期限と、傷み具合の目安についてまとめた記事はこちらからどうぞ。
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