夏にサラダなどで食べたくなる、きゅうり。
皆さんは好きですか?
私はすごく好きで、実家にいる頃は、畑から採ったきゅうりを半分に切って、塩をまぶしただけのものをおやつに食べたりしてました。
野生的でしょ~♪
そんなキュウリ、実は「最も栄養のない野菜」としてギネスにも載っているんですよ!
そう聞くと、何だかきゅうりを食べる意味ないな~って思っちゃいますけど、ちょっと待って!
私の好きなキュウリ、本当に食べる必要がないの?
何か、あるでしょ!!ってことで、食べる理由やメリットについて調べてみました。
きゅうりには栄養がない、は本当?
さて、栄養がないと言われるきゅうり。
栄養がないなら何があるの?
実は、きゅうりは栄養的には水分が90%を占めます。
でも、野菜や果物ならそんなの珍しくないですよね。
残りの10%に含まれるのは、ビタミンC・ベータカロテン・カリウムなどですが、これらの栄養素の含有量もさほど多くはありません。
だから、「栄養がない野菜」に認定されているんですね~。
ささやかながら含まれている栄養素について、簡単に紹介しておきますね!
・ビタミンC
ビタミンCは、言わずと知れた美肌のために摂りたい栄養素。
さらに、抗酸化力が強いことも知られており、心臓病や生活習慣病の予防にも役立ちます。
・βカロテン
ベータカロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わる物質です。
それ自体にも強い抗酸化力があり、アンチエイジングに重要な栄養素ですね。
ビタミンAに変われば、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
特に、きゅうりの皮の部分に多く含まれているんですよ。
・カリウム
カリウムは、夏に摂りたい栄養素のひとつ。
塩分を排泄することによって、体内の塩分の量を調節してくれる働きがあります。
むくみや高血圧予防に効果があります。
総じて少ない含有量の栄養素ですが、さらに「ビタミンを破壊する」なんて話を聞きつけましたよ!
これってどういうこと??
きゅうりはビタミンCを破壊する!?
ネット上で発見した、「きゅうりには、ビタミンCを壊す成分が含まれている」という話。
実は、2014年7月5日放送の「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で、恵泉女学園大学園芸文化研究所教授の藤田智先生が、きゅうりには「アスコルビナーゼ」という、ビタミンCを破壊する酵素が含まれている、とお話されていたんです!
つまり、きゅうりはビタミンCを含む野菜や果物と一緒に食べると、せっかくのビタミンCを破壊してしまうんです。
ただし、お酢を使ったり、加熱したりすることで、この酵素のはたらきは抑えることができるんだとか。
さすが酵素。熱に弱いんですね。
ということは、お酢を含むドレッシングをかけたり、マヨネーズにつけて食べたり、加熱調理して食べれば良いんですね!
きゅうりを食べたほうがよい理由はコレ!
栄養の少ないきゅうりをそこまでして食べなくても・・・と思う方のために、きゅうりを夏に食べたくなる理由を紹介しますね!
日本の夏って湿気も多くて不快な暑さがありますよね。
周囲の暑さに伴って体温も上がって、新陳代謝は一年中でも一番活発になります。
暑さに対応する為には、体温と水分量の調節がキーワードです!
日本人は、そうめんやかき氷など、夏は冷たいものを食べる習慣がありますよね。
湿度が高くて暑い状態というのは、汗をかいても体の熱が逃げにくく、冷たい食べ物で効率よく体を冷やす必要がある事を、昔から分かっていたんです。
また湿度が高いと、体内の水分量も多くなってしまい、むくみがちに。
むくみをとるためには、カリウムを摂って不要なナトリウムを体外に排泄しやすくすることが大切です。
つまり、水分を多く含み、カリウムを摂ることのできるきゅうりは、まさに夏にうってつけの食材なんです!
さらに、きゅうりは体を冷やす食材なので、熱のこもった体にもぴったりですね。
きゅうりはこんな時にオススメです!
最後に、きゅうり好きの私がオススメするきゅうりの食べ方、紹介しちゃいますね。
☆きゅうりで水分&塩分補給!
夏祭りなどで、きゅうりの漬け物を串刺しにしたものが売られていますが、汗で塩分と水分が失われやすい場所では、ちょうどよい塩分・水分の補給になります。
☆薬味や梅干しと合わせれば、食欲増進にも!
きゅうりは、薬味ととても相性が良い食材です。
ワカメとしょうがの酢の物や、みょうがやシソの葉を刻んだものと和えると相性抜群。
食欲増進、殺菌効果もある薬味は、積極的に食べたくてもそのままでは食べにくいもの。
きゅうりと合わせることで、日常の食生活にとりいれやすくなります。
その他、きゅうりに付けて食べるものとして、梅干しや味噌が定番ですが、これも梅干しには疲労回復効果のあるクエン酸、味噌にもやはり疲労回復効果のあるアミノ酸やビタミンB1が含まれています。
きゅうりと合わせることで、梅干しや味噌が摂りやすくなりますよね。
意味が無い食材なんて、ありません。
旬の食材をかしこく食べて、夏を乗り切りましょう。
きゅうりは食べるだけじゃない!
色々な使い方が出来て、美容にもおすすめなんですっ。
そんな意外なきゅうりの使い方はこちらの記事をご覧下さいね。
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この記事では良い野菜に秘められたすごいパワーをたくさん紹介しています。
栄養や効果・効能を知って、今よりさらに野菜を美味しく食べましょう!
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