突然ですが、クワンソウってご存知ですか?
私も最近知った名前なんですが、「秋の忘れ草」という名前の方が馴染みがある方が多いのかな。
黄色い花が咲くクワンソウ、実は鑑賞するだけではなく、食べれるんですって。
近年の研究で、安眠に良い成分があることが分かったクワンソウについて、安眠につながる成分や効果・効能を調べました。
サプリメントで摂るんじゃなくって、食べたいって方の為にクワンソウの食べ方もご紹介しています。
クワンソウの安眠成分って何?
まず、クワンソウ(和名:アキノワスレグサ)と調べると出てくるのが「安眠」ってキーワード。
クワンソウは、様々な安眠サプリメントに配合されているんです。
クワンソウは沖縄で伝統的に食べられてきた薬草なんですが、入眠を促す効果があるとしてお肉と一緒に煎じて飲んだりするものだったんですって。
クワンソウの安眠効果の理由に関しては、もっと詳しい研究が待たれるんですが、一つにはクワンソウから抽出されるオキシピナタニンという成分が関わってくると言われています。
オキシピナタニンは、アミノ酸の一種で鎮静・睡眠効果が期待される成分。
ラットやマウスの研究では、睡眠に入りやすくなる効果が明らかになっています。
さらに、睡眠薬とは違い、緩やかに睡眠に促してくれるということも分かっています。
中でも特に、葉と茎に入眠を促す効果があるということが分かっており、眠っている途中で目が覚めることが減少し、熟睡感させる効果があることも実験で実証されています。
そして、花には鎮静・ストレス抵抗・貧血予防効果、根には主に鎮静作用があると言われています。
花には、ヒドロキシグルタミン酸、β-シトステロールが含まれています。
グルタミン酸といえば、旨味成分として有名なアミノ酸で、脳や神経の機能を高めてくれる成分。
そして、βシトステロールは、血中のコレステロール値を下げる働きがあるとして近年注目の成分。
血液をサラサラにしてくれると言われています。
根に含まれているのは、アスパラギン酸、リジンなど。
アスパラギン酸もリジンも、グルタミン酸と同じくアミノ酸の一種。
アスパラギン酸には、疲労回復や新陳代謝を良くする働きがあり、リジンには疲労回復、体の組織の修復の働きがあります。
以上のことから、クワンソウには疲労を回復し、安眠に役立つ成分がたくさん含まれていることが分かりますね。
クワンソウの食べ方
私は、クワンソウを多分見たことがない(と思う)んですが、沖縄では元々自生していて、昔は庭で栽培もしていたなんて話を聞きました。
もしも、機会があれば食してみたいですね!
まだまだ謎の多い薬草、クワンソウですが、花・葉・茎・根全て食べることが出来るんですって。
食感がシャキシャキしてオイシイそうですよ。
基本的には、クワンソウは生食するとお腹がゆるくなったり下痢になる場合があるので、必ず火を通して食べてくださいね。
茎や花は、茹でてサラダのように調味料をかけて食べると食感がシャキシャキして美味しいそうですよ。
さっと湯通しするくらいでOKとのことです。
鍋物に入れたりしても、クセがなく美味しいんですって。
葉っぱは、ハンバーグの種に混ぜたり、ギョーザの具、または炒め物も良いですね。
つぼみは「金針菜(キンシンサイ)」で検索すると、同じ科の食材が出てくるのでクックパッドなどでも見てみてくださいね~。炒め物がおすすめですよ。
金針菜の炒め物。「金針菜」は見たことあるかも?
ここで、クワンソウの炒め物を1つご紹介!
・クワンソウ(葉と茎)とセロリと砂肝の炒め物
- 材料を食べやすい大きさに切る
- フライパンに油とにんにくを炒めて香りが出たら砂肝を入れて炒める
- 砂肝に火が通ったら、クワンソウ・セロリの順で入れる
- 火が通ったら、しょうゆ・だしの素で味付けし、最後に塩コショウで味を整える
簡単にできて、シャキシャキ感がたっぷりの一品ですね。
根はどちらかというと、食するというよりはお酒に漬けてちびちび飲む、という薬膳酒的に使われるものらしいですよ。
手に入ったら、一度食べてみたいですね。
クワンソウそのままじゃなくても良くって、もっと簡単に摂りたい人には、クワンソウ茶がインターネットで売っていますよ。
快眠=健康ですね。皆さんが良く眠れますように・・
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