冬野菜の代表、大根はそのまま風呂吹きやおでんでも良し、ぶりやイカと煮ても良し、豚肉、鶏肉なんにでも合いますが、大根の栄養は生で摂った方がよりベターってご存知でしたか?
これからの季節は大根おろしが大活躍ですよね~。
健康のためには、すりおろし直後の大根おろしが栄養的にも効能的にもおすすめなんですって。
でも大根おろしは辛くって苦手と言う方もいらっしゃいますよね。
そんな方に朗報です。
今日は、大根おろしが辛い理由と、辛くなくす方法について調べました。
目次
大根おろしはなぜ辛い?
大根のままだとほんのり甘いのに、どうして大根おろしにすると辛くなるのでしょうか?
それは、イソチオシアネートという成分が辛さの正体だからです。
イソチオシアネートは、切ったりすりおろしたりして細胞が壊れて空気に触れると出てくる成分なのです。
ちなみに、根っこには、葉っぱ付近の約10倍もの辛み成分が含まれているとか。。
こうしたことから、大根のいちょう切りより、大根おろしの方が辛く感じると言う訳です。
でも、イソチオシアネートにはた~くさんの効果効能があって、とてもありがたい成分でもあるんですよ。
大根の辛味がもたらす効果・効能は?
さて、そんな大根の辛味成分、イソチオシアネートが持つと言われる効果を少し見てみましょうか。
イソチオシアネートに期待される効果
・食中毒予防、殺菌効果
・喉の炎症を鎮める、咳止め
・消臭効果
・抗がん、風邪予防
・代謝アップ、脂肪燃焼
・抗酸化作用
・胃液の分泌促進
・血液サラサラ
・免疫アップ
・口内炎、虫歯や歯肉炎の鎮痛
ちょっと挙げるだけでも、こんなにいっぱい成分があるんですよね~。
あの辛味、実は身体に良いんだ・・。
それでも辛いのがイヤなら・・
身体に良くっても、どうしても辛いのはイヤ、と言う方にはこういう方法がありますよ。
大根の辛くないおろし方4選とは
1、ゆっくり時間をかける
時短のため手早くおろしたいのは山々ですが、早くやると辛み成分が多く発生します。
なので、おろす時はゆっくり、まぁ~るく円を描きながらおろしてみてください。
2、おろし器のチョイス
プラスチック、セラミック、木製の目の荒いおろし器、またはミキサーがオススメ。
「鬼おろし」は、荒くおろすことができるため、食感も良く普通のおろし器より辛くないです。
3、使用する部位
大根の部位は、葉っぱに近い部分のさらに皮より中心部を使用します。
関連記事⇒ 大根の辛い部分はどっち?辛い理由と辛味を抑える方法は?
根っこに向かうほど、皮に近いほど、辛みが増すためです。
皮に近いほど辛さが増すので中心部だけをくり抜いてすりおろしても良いです。
4、おろす角度
おろす角度は、輪切り大根をおろし器に直角に当てるのではなく側面の皮を下向きにしてすり下ろします。
繊維に沿っておろした方が辛くありません。
辛味を抑えるその他の方法
おろし方以外でも辛味をなくす方法がいくつかありますので、紹介しますね。
・酸味を加える
お酢やレモンなどの酸味を加えることで、辛さを中和させる事ができます。
・電子レンジで加熱する
熱を加えることにより、辛み成分が抜けます。
但し、大根の持つ栄養価や効果効能は半減しちゃうと言われています。
加熱時間は、量にもよりますが目安として1分弱~2分程度。
・放置する
すりおろし後、30分くらい放置するとイソチオシアネートが抜けて(揮発して)、辛さが半減します。
もちろん、この方法でも時間の経過と共に、ビタミンCが減少してしまいます。
メリット・デメリットどちらを取る?
辛くない大根おろしのおろし方、いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度お伝えしておきたいことは、大根おろしの効果・効能は、生で食べてこそ真価が発揮されるものだということです。
加熱したりすり下ろしてから長時間経ってしまうと栄養価も効果効能も激減してしまうんですよね・・。
効果効能を取るか、食べやすさを取るか悩ましいところですが、メリット・デメリットを理解しておくことはとても重要だと思います。
これからの季節は大根おろしが大活躍ですよ、と申し上げましたが、冬になると風邪をひきやすくなりますよね。
風邪予防&対策として大根おろしはピッタリです。
風邪予防の場合は、ぜひ大根おろしは皮ごと、汁ごと、おろしたてを生で食べて下さいね。
以上、大根おろしについてでした。
こんな大根おろしならお子様大喜び♪
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