野菜には、旬や美味しいシーズンと言うものがあります。
それぞれの野菜がどの季節ものか知っていますか?
最近はハウス栽培のお蔭で、1年中スーパーに並び、季節を感じさせない野菜も多いですよね。
今回は、夏に美味しいきゅうりについて。
体を冷やすってどうして?注意したい食べ方とは?
さらに、食べるだけじゃない!効果的な使い方についてもご紹介します。
キュウリが体を冷やす理由
夏の野菜は身体を冷やすと言われています。
身体を冷やす成分はカリウム、温める成分は鉄、たんぱく質、ナトリウムです。
きゅうりの成分を見てみると、カリウムが含まれており、鉄、たんぱく質、ナトリウムがとても少ないのです。
きゅうりは90%も水分を含んでいます。
そして、カリウムを含むことから、利尿効果があります。
熱があるときや、喉が渇いたとき、胸がむかむかするときに食べると、効果があります。
しかし、冷え性の人や胃腸が弱い人は、食べる時期や食べる方法に気をつけないと、悪化する可能性があります。
夏がシーズンだったり、南の方が産地の野菜は、全体的に身体を冷やすものが多いです。
夏の暑い時期を乗り切るために、そのようになっているんですね。
つまり、きゅうりは夏に食べるのがいいのです。
冬の寒い時期にあまり食べ過ぎると、身体を冷やしてしまうので気をつけましょう。
きゅうりを食べるなら、注意したい点は?
ところで、生のきゅうりに含まれる酵素には、ビタミンCを壊す働きがあるって知っていますか?
ビタミンCと言えば、美肌のために女性が意識して摂る栄養素の1つでもありますよね!
ビタミンCには、シミのもととなるメラニンの生成を抑制する働きがあるとされ、夏の美白には必要な栄養素でもあります。
つまり、ビタミンCを含む食材をせっせと摂っていても、生のきゅうりを一緒に食べるとそのビタミンCは壊れちゃうんです。
でも、ご安心を!
この酵素の働きは、酢や加熱によって抑えられることが分かっています。
きゅうりはマヨネーズや酢を含むドレッシングと一緒に摂るか、加熱したものを摂るようにしましょう。
食べるだけじゃない!きゅうりで冷やすなら外用にも
きゅうりは食べるだけでなく、皮膚の外から貼ったりしても、体調を良くしたり、美容に効く効果もあります。
それでは、体調に合わせたお勧めな食べ方・使用方法を記載しておきますね。
◎食べ過ぎて胃が疲れた時には、きゅうり漬け!
きゅうりの糠漬けは、糠(ぬか)ときゅうりの効果で胃をすっきりさせます。
糠には、ビタミンB1が含まれており、荒れた胃の調子を整えてくれ、きゅうりのビタミンCで疲労を回復してくれます。
◎夏バテした場合には、きゅうりもみ。
輪切りにしたきゅうりに少量の塩を加えたものを、両足の土踏まずに貼り付けます。
足の裏にある沢山のツボを刺激し、体調がすっきりします。
また、身体の余分な熱を冷やしてくれ、夏バテで疲れた身体の調子を整えてくれます。
◎暑くて眠れない夜に、こすって冷やす
きゅうりの切れ端で、足の裏を擦ると、ほてりがとれ、眠りやすくなるといった使い方。眠れない人はぜひ試してみてくださいね。
◎やけどや汗疹にはおろしきゅうり
きゅうりをおろし器ですりおろして、ガーゼでつつみ、それを患部にのせます。
きゅうりが乾いたら、新しいものに変えて、それを何度か繰り返すと、すぐに良くなります。
◎日焼けした顔には薄切りで
日焼けした顔に薄切りのきゅうりをのせて、乾燥する度に変えると、早く熱が引きます。
この方法は、泣いた後や疲れた目の上に置くのも効果アリ!
※ただし、きゅうりの成分が付いたまま外出すると、逆に日焼けしやすくなったり、シミの原因になりますので、きゅうりを外用した場合は、必ず最後に洗い流しましょうね!
きゅうりの意外な効果が沢山ありましたね。
特性を生かした様々な使い方、ぜひお試しください。
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