冬に摂りたい！体を温める調味料とは？

秋も深まり、肌寒い日が続くようになってきましたが、こんな季節には、体の中から温めてくれる食材を積極的にとりたいですね。

今回は食材というより、調味料にスポットを当てて調べてみました。

体を温める食材といえば一番に思いつくのが、生姜ですよね。

ところがこの生姜、

生で食べるとかえって体を冷やすということを知っていましたか？

こういうことって、調べないと、意外と知らないですよね、生姜だったら、とりあえずたべておけば良いでしょ・・・というわけでもありません・・・

生姜は加熱することで体を温めてくれます

生の生姜にはジンゲロールという成分が多く含まれており、このジンゲロールには発汗作用があるため、体の表面から 熱を奪ってしまうというのです。

なので、生のままで生姜を食べても、冷えとりの効果はそれほど期待できません。

生姜の温め成分はショウガオールなのです。

ショウガオールは、生姜に含まれる辛み成分で、血流を促進するので、その結果、体を芯から温めます。

先にあげた「ジンゲロール」が、生姜を保存あるいは加熱することでショウガオールに変化します。

つまり、生姜は生でなく、乾燥させるあるいは火を通すことで、温め効果が高まるということなんですね。

生姜を使ったレシピでは、黒糖生姜紅茶がおすすめです。

精製された白砂糖は体を冷やすものですが、黒や赤の食材は体を温めるといわれ、黒砂糖のほうが冷え性の方にはおすすめなのです。

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さらに赤い飲み物、紅茶に生姜をすりおろして温めると、体の中からぽかぽかと暖かくなりますよね。

体を温めるには、黒や赤の食材、これ覚えておいて損はないですね。

塩、味噌、醤油が体を温める

他に、体を温める調味料としては塩があります。

「塩分とり過ぎは健康に悪い」というような塩分を敵対視している情報が広く知られているのですが、実は冷え性や低体温の人には塩分は大切な成分なのです。

塩は体を温めるだけでなく、免疫力を強化したり、心臓や四肢の筋肉の収縮力を強め、血液やリンパ液が体内にかかる浸透圧を一定に保つなどの健康を維持するために必要な栄養素なのです。

よく東北地方の味付けは塩辛いといわれますが、これも寒い地方である東北では必要不可欠な調味料だったからともいえるのです。

基本的に塩辛いものには体を温める効果があります。塩は塩化ナトリウムと塩素の化合物ですが、ナトリウムが体を温める成分なのです。

醤油や味噌も温める調味料です。

一般的に発酵食品には温め効果があるので、醤油や味噌は大豆という冷やすわけでも温めるわけでもない食材に塩を入れ発酵させることで、温める調味料へと変化します。

体を冷やす調味料

これまで、体を温める調味料を紹介してきましたが、逆に体を冷やしてしまう調味料もあります。

体を冷やすものは、カリウム（Ｋ）が多く含まれるといわれていて、その代表格は酢です。

そのほか、白砂糖、マヨネーズ、ドレッシング、化学調味料なども体を冷やしてしまいます。

効果に疑惑あり・・・はトウガラシ

最後に、体を温めると言えばコレ、いわゆるホットな調味料、唐辛子はどうなのでしょうか。

冬にキムチ鍋というように即効性がある温める調味料のようにみられがちですが、この唐辛子には体を温めるという説と冷やすという両極端の説があり、真相はわかりません。

温めるというのは、カプサイシンという成分が一時的に代謝をあげるので体温が上昇するために温めるように思われます。

しかし、実際には上述したように唐辛子にはカリウムが大量に含まれており、いわゆる陰性食品、つまり体を冷やす食品なのです。

温めると誤解して大量に摂取しないように、気をつけた方がよいかもしれませんね

まとめ

1，生姜は生のままでは温め効果は少ない、過熱するか乾燥させたものを食べよう

2，黒や赤の食材は体を温めるといわれ、生姜ティーには黒砂糖が最適

3，塩、味噌、醤油などの基本的な調味料でも体を温める効果がある

4，カリウムが多く含まれ食品は逆に体を冷やす、酢、白砂糖、マヨネーズ、ドレッシング、化学調味料は要注意

5，トウガラシの温め効果は実際のところどうなのかわからない

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